過去ログ - 【咲SS】京太郎「神の一手は俺が決める!」アカギ「クク……やってみろ」【アカギ】
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18: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2015/01/11(日) 19:19:09.29 ID:sQ+gYLVio


【数日後 Roof-top】

 部長と話し合った結果、対局の場所はこことなった
 部室に俺が入ればまた問題になるし、ここならその心配も減る

 それに――この試合のことは咲と和には内緒だから

 もし二人が知れば、どちらかが辞退する可能性がある
 それは、出来れば避けたいこと だ


優希「……」

まこ「事情は聞いちょる」

久「……私達三人が相手よ」

京太郎「……はい」


 そして――いよいよ決戦
 相手は俺のよく知る三人だ


優希「京太郎……私達が勝てば、辞めないんだよな?」

京太郎「ああ、約束だからな」

優希「……」

 優希の奴はきっと分かってる
 俺が部活に残ることになれば、今以上に苦しい日々が待っているかもしれない

 それでも、俺にいて欲しいのか?
 そんなに俺のことを想ってくれてるのか、優希?

京太郎「……ありがとな」ポンッ

優希「うっ、うぁっ……うあぁぁあぁっ、ごめん……ごめんなさいぃ……」ポロポロ

まこ「……京太郎、お前が苦しんどるのに気づけんで――すまん」

京太郎「いえ、いいんですよ。俺が望んだことですから」

まこ「じゃが……こんな結末!」ギリッ

久「まこ、よしなさい。須賀君の決めたことよ」

まこ「っ!! そんな言葉、口にする資格があると思うちょるんか!?」

久「……そうね。私が言うのは筋違いだわ」ウツムキ

まこ「……くっ!」

 みんな、苦しんでる
 誰も悪くないのに、みんな自分の想いのままに歩んだだけなのに

 それもこれも、全部俺のせいなんだ

 俺が弱いから

 俺が何もできないから

 だから――


京太郎「打ちましょう」


 強くなるしかない




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