6: ◆JgI7zsPgmmwD[saga]
2015/03/09(月) 16:09:41.01 ID:Cm2SzQnao
高校二年生、春
新学期が始まる
新しいクラスに人々は一喜一憂し、僕もその例に漏れなかった
それもそのはず、前年度から同じクラスの男子が一人しか居ない
つまりは、新しく友達を増やすことを強いられているのだ
男「友……二人になっちまったな」
友「うむ……だが俺は前からお前のことが好きだからな、一緒で嬉しいぜ!」
男「お前、ホモなのか……?」
友「そうじゃねぇよ、友達としてだ」
はぁ……と友が溜息を着いた時、見覚えのあるポニーテールが目前で揺れる
男「あれは確か……女さん……?」
友「どうした、知り合いか?」
男「いや、ちょっと知ってる人が居て」
何度かレストランに足を運んでいることもあり、その都度オーダーを取りに来てくれるお気に入りの店員の名前など覚えてしまう
向こうは僕の事には気づかない様子だ
彼女にとって僕はただの一客でしかない
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