過去ログ - 明華「インハイで負けた私たちは清澄高校に留学することになりました」
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21: ◆9OZ0LE/wFE[saga]
2015/03/10(火) 16:53:14.47 ID:i3dNsGRM0

明華(今日はレギュラー発表の日……心なしか緊張します……ハオもそのようですね……ネリーはレートが一番高かったから余裕綽々って感じですが)

ハオ「あの……今日で3つの係に分かれてそれぞれ頑張る事になる訳ですが……どんな結果になっても、その、私たち、友達でいましょう」

ネリー「……」

明華(友達、ですか……敗者同士の傷の慰め合いといえばそれまでですが……)

明華「そうですね、私たち、国は違えど心は1つ……辛い時もあるかと思いますが、一緒に異国の地で頑張りましょう」グスン

ネリー「茶番は辞めなよ、ふたりとも。帰れるのはこの中で1人だけだよ?ネリーの国では、友情を確かめるのは相手を騙す時って相場が決まってるね。

もちろん、2人との仲を悪くしたい訳じゃないよ?でも、この3人で熾烈に生き残りを賭けて競争するんだから……

ネリーは本気で国に帰りたい。もう一度、やり直して、次はサキに勝ちたい。そのために、2人に同情して心を弱くするわけにはいかないんだよ。

もしネリーがレギュラーに選ばれても、遠慮なんてしないから。一度チャンスを掴んだら、ネリーは絶対離さない。

サカルトヴェロのストリートで、誰かに同情する奴は三日後には路上で犬の餌になっているんだよ、ネリーはどんなに裕福になってもそれだけは忘れないから。」

ハオ「ネリー!言い方ってものがありますよ!貧乏自慢はもう結構です!自分だけが貧しいと思っているんですか?私だって……小さい頃は毎日畑から、煙に覆われた香港の摩天楼を見ていたんですよ……

  地元の就職先の一番は、香港の娼婦街です。小さいころの友人はみんなそこに連れて行かれました。

  地べたを這いつくばる惨めさを知っているのは自分だけだという、傲慢はよしてください」

明華(お互い気が立っているんでしょう……私は2人にかける言葉が見つかりませんでした)

明華(放課後、部室に向かい、今日は運命の係決めの発表……私だって、レギュラーになりたいに決まっています。それでも……いや、相手の事を思いやることはここでは臆病なのでしょうか?)

まこ「よし、揃ったの、じゃあ9月のレギュラーを発表したいと思う。」

明華「……」ドキドキ

ネリー「どうせネリーだよ、一番成績残したんだから……」ブツブツ

ハオ「お願いします……」ブツブツ



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