過去ログ - 新戸緋沙子「私は、お前のことが好きだ。幸平創真」
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4:++/ryOVR0
2015/03/14(土) 17:57:21.05 ID:++/ryOVR0
くらっ。
目眩がした。不意打ちだった。
なんだろうこの可愛過ぎる生き物は。
頬を赤らめながらこんなことを言われては、性別関係なく陥落するのではないか。
漫画で聞いたことのあるツンデレというやつなのか?これがそうなのだろうか。
だとしたらなるほど。これは凄まじい破壊力だ、と私は思った。
確かに、私がえりな様のお側に戻る時、従者としてでなく一人の友達としてありたいと本心を言ってくれた。
しかし、こんなの反則すぎる。

「わ、わかりました!新戸緋沙子!暫し休暇を頂きます!」

これ以上この場にいたら何か別の物に目覚めそうだった。

「しっかり休みなさいね?」

ぐらっ。
可愛すぎる。
これだけである意味あの時離れて正解だった気がしてきた。
そんなだらしない思考を垂れ流しながら、私は自分が倒れる前にその危険地帯を退避した。

「しかし休暇と言われても何をするか」

休みと言えばやはり自身の部屋に戻り、くつろぐのが妥当だろう。
しかし、別に体調が悪いわけではなかった。
特に体調を崩していない時に下手に休むと逆に身体に毒だ。
さて、どうするか。

「あれ?新戸じゃん。久しぶりだなー」

ドクンッと心臓が跳ね上がった。
声だけで分かる。分かってしまう。私がえりな様と仲直り出来たきっかけをくれた人。
私にとって今や恩人の彼。

「幸平、創真……」

振り向きざまに彼の名を呼ぶ。心臓の鼓動がより高く聞こえる。
一体これはなんなんだ……?



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