過去ログ - 【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
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◆jz1amSfyfg
[saga]
2015/03/19(木) 12:10:44.46 ID:pKyOQk7a0
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提督「ははは……いやぁ、電が迎えに行っている間に少しダンボールの整理でもしようかなって思ってたら崩れて埋もれちゃったよ」 ハハハ
電「わ、笑い事じゃないのです……初日から怪我でもしたら大変なのです!」
提督「心配させてすまないね。……電は優しい子だなぁ」 ナデナデ
電「し、司令官さん……はずかしいのです」
提督「あっ、ごめんつい。女の子に対して失礼だったな」
電「……電は別に嫌ではないのです。でも、嫌がる子もいるかもしれないので、気を付けてくださいね?」
提督「ははは、そうだな」
三日月「……」
三日月(この方が、私の新しい司令官)
電さんと仲良く話す司令官の姿は、“私と私の姉妹達”以外の艦娘と話している前の司令官の様子とよく似ていた。優しい雰囲気だ。違っているのは年齢と見かけだけ。前の司令官より若そうだ。
提督「んで、君が今日から着任……って言ってもここにいるみんなは今日からここに着任か。――まぁ私がここの鎮守府の最高責任者である提督だ。よろしく頼む」
三日月「!!」 ビク
三日月「は、はい! あなたが司令官ですね。三日月です。どうぞお手柔らかにお願いします!」 ビシ
提督「ははは、そんなに固くならなくても大丈夫だよ。こちらこそよろしく。三日月」 スッ
三日月「――!! ひっ」
パシッ!
提督「え?」
三日月「はぁ……はぁ……――!!」
電「み、三日月ちゃん……?」
三日月「し、失礼しました! 私……わたし、なんてことを……」
自分のやってしまった行動は、無意識での行動だった。司令官の握手を求める手を、私は気が付けば拒絶していた。
三日月(あ、謝らないと……謝らないと、私また!)
提督「ははは、いやぁごめんな三日月」
三日月「……え?」
提督「いきなりでビックリしちゃったよな。すまなかった」
三日月「し、司令官は何も悪く――」
提督「とりあえず! 電! 三日月! まずはこのダンボールの山の整理だ。手伝ってくれ」
電「は、はいなのです!」
三日月「…………」
ごめんなさい。その一言が口から出せなかった。
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