過去ログ - 未来桃太郎 ピーチマン! 第2話
↓ 1- 覧 板 20
3: ◆NVTZ87qhtx4w[saga]
2015/04/10(金) 16:39:10.74 ID:hVKlwaDo0
太郎「ここがONIの角の保管場所・・・ごみ置き場じゃん。」
太郎が転送されたところはリサイクル工場だった。
太郎「ONIの角って装飾品にでもしていたのか?」
太郎はONIの角の置き場の警備システムに身分証明証を提示して中に入る。
太郎「とりあえずかばんに詰めるだけ持って帰ればいいかな。」
太郎は持ってきたバッグにONIの角を入れる。バッグにあらかた入れ終わったところで外から警報音が聞こえてきた。
太郎「ONIか!?」
太郎が外に出るとONIがリサイクル工場のスクラップをあさっていた。そのONIの足元には警備ロボットが粉々に粉砕されていた。
太郎「スクラップなんか集めて何やってるんだ?・・・そんな事はいいか。キビダンゴを!」
太郎は腰のキビダンゴ袋からキビダンゴを取り出し食べる。
太郎「うぉ〜!天が呼ぶ、地が呼ぶ、海が呼ぶ!ONIを滅ぼせと世間が叫ぶ!勧善懲悪!一日一膳!未来桃太郎ピーチマン参上!!」
ピーチマンは口上が終わると同時にONIの角を切り落とした。
太郎「俺の前に道は無い、俺の前にそびえるのはONIの角だけ!成敗完了!」
角を切り落とされたONIは萎んでいき人間に戻っていった。
太郎「この服は・・・ここの作業員なのか・・・?」
太郎は疑問を抱いたままONIの角を回収して研究室へと戻った。
爺村「お帰り。ONIが出現したようだが大丈夫だったか?」
太郎「・・・爺村さん、今度は誰にちょっかい出したんですか?」
爺村の頬には新たなもみじが輝いていた。
爺村「受付のマリンちゃんは華奢な割りに力強いよな〜。」
太郎「・・・これ、回収してきたONIの角です。」
太郎は爺村にONIの角の入ったバッグを渡す。
太郎「ONIはoniウイルスに侵された人間が変化したものですよね?思考能力はどうなるんですか?」
爺村「ん〜?さあ?今までのパターンを見ると破壊しかしていないみたいだけど・・・」
太郎「破壊していた場所に、元の人間の思考パターンが関係しているのでは?」
爺村「何をみたんだい?」
太郎はスクラップ工場で見たものを話す。
爺村「なるほどね〜。それは面白い仮説だ。それも一緒に調べてみるよ。」
太郎「お願いします。」
爺村「それじゃあありがとね〜。」
爺村は研究室を出て行く。それと同時にパチーンといい音が廊下に響き渡った。
太郎「あの人は何がしたいんだろう・・・」
こうしてピーチマンのミッションは終わった。数多の疑問を胸にピーチマンは今日も行く。がんばれピーチマン、負けるなピーチマン!君がやらなきゃ誰がやる!あと爺村は3回しにかけたことがあるぞ!
to be continued…?
26Res/23.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。