8:名無しNIPPER[saga]
2015/04/19(日) 22:42:37.09 ID:Z+afgIi30
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P(『小学生ごっこ』――まあ、珍しい内容でもない。『ロリ』と題した、精々童顔というだけが取り柄の女優が出演するアダルト作品は、昨今いくらでもある)
P(だがそんな『予防線』は一瞬で吹き飛んでしまった。それくらい、現れた美穂は可愛かった)
P(元から小柄で、まだあどけなさの残る顔立ち。ファッションも、背伸びしないのが好み)
P(加えて、クマのぬいぐるみを愛でたり、ひなたぼっこの途中で眠ってしまうような、危なっかしいほどの幼さを内に宿した、十七歳の少女)
P(そんな美穂がランドセルを背負い、小学生のような出で立ちをしても――本人は怒るかもしれないが――さほど違和感はなかった。ある一点を除いては)
P(――決して小さくないカラダのメリハリが、窮屈で安っぽい布地から零れて、普段以上の肉感を漂わせてくるのだ。なにより、それを本人が自覚している)
P(緊張しながら、はにかみながら――それでも、オトコの目を引き付けるように、カラダをフリフリと揺らして、頬を赤く染めて、瞳を潤ませて、こちらを見てくる)
P(どうですか、とでも健気に問うているかのような視線が、こちらの意識へ蜜のように絡みついてくる)
P(彼女の『恥ずかしがり』は――オスをその気にさせるという意味で――天性にして無二の才能である、と言っても過言ではないだろう)
P(――いまさら、取り繕うような常識は、俺にはなかった)
P(守るべき少女。育てるべき偶像――みんな掻き消えた)
P(小日向美穂は、『みほ』だった)
P(ひとを狂わせる妖婦だった)
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