過去ログ - 前川みく「みくは自分を曲げないもん!」
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4:名無しNIPPER[saga]
2015/05/01(金) 05:42:27.28 ID:Q4mOaklu0
「ライブスタッフ名簿」

疑問でもなんでもなく、ただその見出しを口に出す。それは渡された書類の内容とプロデューサーの意図が組みきれなかったためだ。

「はい、実はライブスタッフに欠員が出て・・・・・・派遣スタッフで来られる予定の方たちだったのですが、先方とのスケジュールの齟齬が発覚しまして・・・・・・」

と、プロデューサーは名簿に引いてある赤線を指さす。なるほど。確かにこれは・・・・・・え、いやこれ多くない? 数人って確かに10人までは行ってないけど多くない?

「Pちゃん、これ実はけっこうピンチだったりするにゃ?」

「はい・・・・・・申し訳ありません。派遣スタッフの方々の仕事であった設営が大幅に遅れていて、そちらに人手を割いている状態です。設営もギリギリになるかと。
こちらでも代役を数名用意したのですが、どうしても物販に回すあと1人が確保できず・・・・・・」

「代役って?」

「他のプロジェクトの方々です。大槻唯さんと姫川友紀さん、それと白坂小梅さんに手伝っていただくことになりました」

「わはぁ」

変なドリームチームである。

「……それで、みくは物販スタッフってことでいいの?」

「よろしいんですか?」

「いの一番にみくのところに来たってことはこの事務所でこの日に完全オフなのがミクだけなんでしょ?」

「……はい、受けていただけますか?」

「しょうがないにゃぁ……報酬は猫カフェ一回分にゃ」

「……ありがとうございます」

バチコーン☆と擬音が立体化する勢いでウインクなんぞしてみたみくだが、プロデューサーはそれにほんの少しの笑顔で例を告げた。
以前に比べるとだいぶ、いやかなり表情が柔らかくなったプロデューサーの笑顔に少しだけ、心がほんのりと暖かくなるのを感じる。
ふふんとプロデューサーにドヤっていると、後ろから肩を叩かれた。
はて自分は何をしていたのかと思い出しながら振り返るとそこには目を輝かせた蘭子とアナスタシアがいた。

「わ、我の新たな形態に至る道標を!(猫耳早く売ってください!)」

「ハラショー・・・・・・素晴らしいです。ねこみみ、是非欲しいです」

みくの顔が三倍増しにドヤったのは言うまでもない。
その表情は346プロ随一のドヤ顔を誇る彼女の姿がダブって見えたとか見えなかったとか。


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