過去ログ - 前川みく「みくは自分を曲げないもん!」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/05/01(金) 05:49:33.99 ID:Q4mOaklu0
必死に物販を捌き、開演までの2時間をなんとか乗り切った頃にはみくは文字通り真っ白に燃え尽きていた。
原画じゃないよ、×印なんてみくの体のどこにもないよ、うふふ、ふふふふふふふ、ふふ・・・・・・

「づ、づがれだ・・・・・・」

さすがに限界を感じたため、みくはスタッフルームで丸椅子を並べてその上で横になっている。
パイプのゴツゴツした感触を背中に感じながら、呆けたままな天井を仰ぎ見る。
仕事の疲労と先日の寝不足で、意識のスイッチがON、OFF、と忙しなく切り替わり脳内の思考が嫌に現実めいて絵の前に映しだされているように感じた。
あれは、いつだ。ああ、そう。一週間前の事務所、連絡が終わって、プロデューサーが部屋から出て行って、それから

(そういう言い方、ないんじゃないの)

(み、みくは・・・・・・! みくは・・・・・・)

遠いところから音がする。いや、これは自分の頭のなか。遠く聞こえるのは、意識がどこかへ行ってしまいそうだから。

「――本当のことをいっただけだもん」

答えは、やはり返ってこない。
靄がかかりはじめた意識の中、みくの頭には一人の少女の姿が浮かんでいた。


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