過去ログ - 前川みく「みくは自分を曲げないもん!」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/05/01(金) 05:59:20.42 ID:Q4mOaklu0
夕暮れの街、プロデューサーとみくを乗せたワゴン車が首都高を走っていた。
346プロからの応援組だけ先に帰るように、とプロデューサーの計らいだ。
しかしあくまでみくや小梅、唯のような未成年がまずいのであり友紀だけは現場の撤収までが仕事だとみくは説明を受けた。
ちなみに姫川友紀は20歳である。
あの外見とテンションで私よりもけっこう上なんだよなぁ、と何か禁忌のような物に触れた気分になるみくであった。
ちなみに年齢相応組の小梅と唯はみくよりも更に後ろの席で二人仲良く熟睡していた。
よっぽど疲れたのであろう。唯など表情筋が緩みきっており、今にもよだれを垂らしそうである。
サイレントカメラで起こさないように、しかししっかりと写メだけは確保してからみくは暇を持て余していた。
窓の外に視線を巡らせるとそこには夕暮れが誘発するノスタルジックでセンチメンタルな雰囲気が広がっている。
今日一日の忙しさから開放されたからか、はたまた疲れからか、みくはその雰囲気と感傷に浸ることにした。
安い感傷だが、みくはそれで十分だった。
結局くだらない言い合いのくだらないプライドの拮抗なのだ。よくある喧嘩。
各々の矜持に口を出しても仕方ない。曲げれないから矜持なのだ。譲れないから信念なのだ。
しかもこちとらこれでお金もらってお客さんも着いてるから今更曲げたらファンに申し訳ないし自分が嫌だ。だから、曲げない。
よって私は悪くない。負けなければ悪ではないのだ。
正義でもないけど。よって証明終了。

「前川さん。一つ、お聞きしてもいいですか?」


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