過去ログ - とある×ジョジョ【とある奇妙な運命論】
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11:みしゃーた
2015/05/03(日) 23:33:08.61 ID:wTrd00qx0
少女はその言葉に泣いていた目を見開き、数秒停止する

少女「うぅ…うわぁぁぁぁん!」

流我「うお!」

さらに勢いよく泣き始めた少女に驚いたが…なぜだか妙な安心を覚える

流我(はぁ…やっとそれらしい反応が帰ってきたか…やれやれ…)

助けてもらえる…そんな安堵の感情から溢れ出す涙を止められるずにいる少女に近づき、背中をさする

流我「まったく…助けてくれた人間、いや、これから助けてくれる人間にたいして、なんかいうことはないものかねぇ?」

その言葉を効いた少女はなんとか泣くのを我慢しようとする、だが押さえきれず ぐすんぐすんと嗚咽している

流我「いや…無理して言わなくてもいいぞ?」

心配そうに声をかけ、ゆっくりと落ち着かせる

少女「ありがとう…ありかとうございます…」

流我「あぁ…感謝しろよ」

その場にへたり込んでいる少女を立ち上がらせ手をひいて出口に向かう

扉を開けて外に出る

少女「うぅ…まぶしい」

そこには光輝く太陽が煌々と照りつけていた

少女「きれいだなぁ…」

流我「そうだな…」

あまりの眩しさに目を背ける

そこで流我はふときづく、この少女がこれから生きていくのはこの太陽すら照らすことのできない真っ黒で、それこそ底無し沼のような闇なのだと

流我(助けるって言ったんだ…助けてやんなくちゃな…)

そんな風に一人覚悟を決め前を向く、そこに間の抜けた声が聞こえてくる

少女「どうしたの?行かないの?」

見ると少女は自分よりもずいぶんと先を歩いており、ついてきてないのに気づいてこちらを不思議そうに見ている

流我「あぁ、悪い」

そう言い後ろの扉を閉めると、少女の方にむかう

流我(そうだ、忘れてた…一番大事な質問を…)

少女に追い付くとその質問を突拍子もなく投げ掛ける

流我「なぁ…お前は運命を信じるか?」







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