過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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11:名無しNIPPER[saga]
2015/05/22(金) 00:36:27.06 ID:VWWrYmzqo

あやせ「分かりました」

京介「そうか」

おもむろにあやせは制服のリボンを外し始めた。
しかしこれを受け入れる訳にはいかない。その手を掴み動きを止める。

あやせ「離してください!」

京介「辞めろ、自棄になるんじゃない」

あやせ「何でですかエッチすれば良いじゃないですか!」

あやせ「お兄さんはしたい事が出来て、わたしは別れなくて済む。誰も損しません!」

京介「そういう事じゃないんだよ、分かってくれあやせ」

あやせ「今のお兄さんはわたしにエッチを拒否されたからちょっと短絡的になってるだけです! だからエッチすれば元に戻ります!」

京介「確かに短絡的だと思わないでもない。だけどな、俺はこれでも必死に考えたんだ。その末の結論だよ」

あやせ「だからって、なんでいきなり別れ話になるんですかっ。わたしに隠れて浮気でもすれば良かったのに!」

京介「そんな事できる訳ないだろっ。大体お前はそれで平気なのかよ!」

あやせ「平気な訳ないです! でも別れるよりはマシです……」

その場にへたり込むあやせ。顔を覆いヒックヒックと泣いている。この間から泣かせてばかりだな俺。

京介「もう遅い。送ることは出来ないけどタクシーでも呼ぶから帰るんだ」

あやせ「泊めてください……わたし我慢できますから、痛くても恥ずかしくても我慢しますから」

京介「駄目だ。これ以上遅くなったら親御さんも心配するだろうから今日はもう帰れ」

あやせ「『今日は』……ならまた来てもいいですよね」

京介「それも駄目だ。言葉の綾ってやつだ」

あやせ「嫌です、それならここから動きません」

どうすれば納得してくれるんだろう。そもそも納得するしないの話じゃ無いか。
だからと言って今のあやせを抱く訳にはいかない。辛い未来しか見えない。



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