過去ログ - ていとくがこわれるはなし
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5:名無しNIPPER[saga]
2015/05/25(月) 08:24:23.00 ID:aSX0k2+n0

例えば、晴れの日。

頭を優しく撫でてくれる司令官の手。

くすぐったいと伝えると、いたずらっ子のようなニヤリ顔で更に髪をくしゃくしゃにしてくる。

そして一言ボクに告げる。

「えらいぞ、皐月」

その一言が聞こると、耳まで赤くなるような感覚を抱くんだ。

嬉しさ以上の気恥ずかしさでまともに顔を見ることができず、つい下を俯いてしまう。

そして幾分か落ち着いたのちに、改めて顔を覗き込む。

どうしてボクが顔を下に向けているのか分からない、そんなことを考えているであろう顔がそこにはあるんだ。

疑問符が浮かんでいるのが一目で分かるその顔を見てつい笑ってしまう。

そうすると、司令官はさらに困ったような顔をしながらもまた頭を撫でてくる。


司令官と一緒に過ごせるこの瞬間は。

胸の色合いが空色の青になるような、ボクにとっての生きる糧。


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