過去ログ - エヴァ Omit Scenes
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 00:37:18.02 ID:d686+2eV0
==== レイの部屋 ====

シュンシュンシュン……

   台所で薬缶が湯気を上げている

   フロアの中央に置かれた椅子に少しかしこまって座っているシンジ

シンジ(相変わらず殺風景な部屋だな……花でも持って来ればよかったかな……)

   台所で何かしているレイの後姿

シンジ(でも、なんだか変な感じだ。綾波が台所に立ってるなんて)

シンジ「……?」

   腰を浮かせるシンジ

シンジ「どうしたの?」

   紅茶の茶葉の缶を持って考えている風のレイ

レイ「どれくらい入れるのかしら」

シンジ「え?」

レイ「茶葉。紅茶、あっても淹れたこと、なかったから」

シンジ「あ……い、いいよ。気を遣わなくても」

レイ「……これくらい?」

   茶葉をスプーン山盛りにすくって見せるレイ

シンジ「そ、それじゃ入れ過ぎじゃないかな……」

   茶葉をポットに入れ、お湯を注ぐために薬缶を掴もうとするレイ

レイ「あ」ガチャン…

シンジ「大丈夫!?」

   慌てて駆け寄るシンジ

レイ「少し……やけどしただけ」

シンジ「しただけって……早く冷やさないと!」グイッ

   少し乱暴にレイの手をとりシンクに差し出すシンジ

キュッ…ジャー……

   レイの手を流れ落ちる水道水

   それを無心に見ているシンジ

シンジ「あ……ご、ごめん!」

   レイに寄り添っていたことを意識し慌てて離れるシンジ

シンジ「あの、紅茶、僕が淹れるから、綾波は少しそうしてなよ!」

レイ「……ええ」

   少し頬を染めているレイ

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