22:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:11:47.92 ID:MUuaVWOfO
「プロデューサー!」
「状況はどうなってんだ!?」
23:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:12:48.54 ID:MUuaVWOfO
でも、ポートレイトで披露していた可愛さはどこへやら、今は焦りの色しか見られない。
二人は、うなだれる男の人と、ドアに仰々しく書かれた『集中治療室』の文字を見て、絶望に顔を歪めた。
「そんな……まさか……」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:13:37.43 ID:MUuaVWOfO
「お前たち、まだブーブーエスで別件の収録が残っているだろう。社長に引率を頼んでおく。
ひとまずタクシーで局へすぐ向かってくれ。明日も早いから、終業後は直帰するんだ」
ショックを受けていながらも、監督者らしいスケジュールの把握ぶりでアイドル二人に指示を出す。
25:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:14:37.56 ID:MUuaVWOfO
そんなわがままを、プロデューサーは強い調子でたしなめる。
「お前たちはアイドルだろう! プロだろう! カメラの向こうに、お前たちを待っている人々がいるんだ!
たとえ仲間が斃れようとも、仕事中は振り返らず前を向け!」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:15:46.80 ID:MUuaVWOfO
ギュッと苦しそうに目を閉じ、小さく頷いた彼女たちは、すぐさま回れ右をして駆け出して行った。
その悲壮な覚悟の顔は、同性のアタシから見てもキレイだった。
プロ根性ってすごい。自分も同じ立場であろうことを棚に上げて、アタシは感心している。
27:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:16:14.50 ID:MUuaVWOfO
アタシは肩を落とし頭を垂れて、自らの腕をぎゅっと抱き締めた。
怖い。
自分は、これからどうなるんだろう。
28:名無しNIPPER[saga]
2015/06/18(木) 23:16:50.36 ID:MUuaVWOfO
自身の本体を無事見つけることができたんだから、ひとまず今は、それだけでもよしとしよう。
そう考えなきゃ、やっていけないよ。
本体と並ぶようにして、ベッドのマットレスへ倒れ込む。
29:名無しNIPPER[sage !蒼_res]
2015/06/18(木) 23:17:30.77 ID:MUuaVWOfO
ひとまずここまで
30:名無しNIPPER[sage]
2015/06/18(木) 23:20:10.70 ID:6KcObcEy0
これは1人の彼女のPとして期待せざるをえない
31:名無しNIPPER[sage]
2015/06/18(木) 23:21:01.97 ID:BxTky6pmO
あぁ、あの人か…たぶんあの子が大ヒントになりそうだ
ひとまず乙
32:名無しNIPPER[sage]
2015/06/19(金) 02:31:37.12 ID:fwgeYVP9o
最初ふじりなかな?と思ったけどあの子か
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