過去ログ - 島村卯月「シンデレラ冒険譚」 -SS速報VIP

過去ログ - 島村卯月「シンデレラ冒険譚」

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1: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:55:33.91 ID:2ZITsDOF0
アイドルマスターシンデレラガールズのキャラクターをファンタジー世界で活躍させてみた。

アイドル達をイメージしたキャラクターがファンタジー世界で活躍している、
というボイスドラマを演じるアイドル達、のお話です。

現行作の方とは異なり明確な劇中劇の設定になっています。

現行スレよりストーリーに影響しない程度の、本文の微妙な修正が入っています。
※モブ台詞の極力撤廃など
※説明不足と感じた部分の台詞追加

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2: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:56:00.20 ID:2ZITsDOF0
～　第１－１幕　～

　おとぎ話の始まりって、どういった内容が多かったでしょうか？
私は、こんな勇者が冒険するみたいなお話をあまり見たことが無かったので、
今回のお仕事も皆と違ってうまく出来るか心配だったのですが……

3: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:56:25.59 ID:2ZITsDOF0
　険しい山々に囲まれた、外部から孤立している大きな地域があった。
いや、地域というよりも隔離されたひとつの世界といっても差し支えがないほどの大きさ、
さまざまな種族や国、文化や技術が入り乱れた空間ではありとあらゆる意志が生まれ、
それぞれが自身や仲間と共に信念を貫くための行動を起こす。
……結果、競争が生まれ、徐々に平和が乱される。

4: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:56:55.93 ID:2ZITsDOF0
凛「…………」

卯月「見張り、疲れたでしょ？　代わるよ？」

凛「ありがとう。でも、私達が何か村のために出来る事って、これぐらいだから」

5: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:57:30.60 ID:2ZITsDOF0
・

・・

・・・

6: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:58:10.39 ID:2ZITsDOF0
～　第１－２幕　～

　……はいっ、島村卯月です！
どうでしたか？　って、まだまだ続くんですけどね、えへへ♪

7: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:59:09.46 ID:2ZITsDOF0
凛「あれ、帰ってきたの？」

未央「ちょっとトラブルというか、どうしたもんかなー、って事案が発生してね」

卯月「リンちゃんって、これが何か分かる？」

8: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 05:59:51.90 ID:2ZITsDOF0
――…………

凛「怪しい」

未央「でしょー？」

9: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:00:42.92 ID:2ZITsDOF0
・

・・

・・・

10: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:01:49.47 ID:2ZITsDOF0
卯月「十大秘宝、でしたっけ？」

？？「正解。十大と言われながら、正確な用途含む詳細が完全に判明しているのは、たったの三つ」

卯月「十個のうち、一つは名称すら分からないとか……」

11: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:02:20.29 ID:2ZITsDOF0
未央「ええええええ！？　こ、この本にそんな力が！？」

凛「とてもそうには見えないけど……」

？？「偽物じゃない理由も一緒に説明するわ。この経典は誰かの手に渡った後、常に消滅する。

12: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:03:08.01 ID:2ZITsDOF0
？？「別に私が使うわけじゃないのよ、この経典にも謎が多いから」

凛「謎が多いと、どうして私達が持ってはいけないって事になるの？」

？？「願いが叶う、それは紛れもなく人知を超えた力よ。何の代償も無しに使える訳がない」

13: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:04:09.10 ID:2ZITsDOF0
～　第１－３幕　～

　ウヅキが見つけてきた秘宝、灰姫の経典は当人は何のことか分かってなかったみたい。
調べてみたところ、この世界では『十大秘宝』と呼ばれてる、すごいものの一つらしい、
そりゃあ、願いを叶えるなんて、そんな凄いものだったら当然かも。

14: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:04:51.98 ID:2ZITsDOF0
卯月「陽が沈んできたね……夜遅くに森を出歩く人なんていないし、そろそろ引き上げようかな……うん？」

――ザッ

卯月「……！」

15: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:05:27.87 ID:2ZITsDOF0
凛「どうしたの？　声が聞こえたけど」

卯月「あっ、リンちゃん……気を付けて、誰かがいるかもしれない」

凛「動物じゃなくて、人？」

16: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:06:18.46 ID:2ZITsDOF0
凛「ウヅキ、私がここで相手をするから村に報告してきて」

卯月「駄目！　相手が一人とは限らないから危ないよ！」

凛「でも連絡はしなきゃ、その方が危険だよ」

17: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:06:52.25 ID:2ZITsDOF0
――ガサッ

卯月（あれは……！）

凛「……近くの抗争の兵隊みたいだね」

18: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:07:20.71 ID:2ZITsDOF0
――ブンッ！

未央「うわっち！？」

凛（相手は数人、それなりの実力には見えるけど）

19: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:08:06.36 ID:2ZITsDOF0
凛「いつまで避けられるか、よりも――」

未央「避けるのは得意じゃないからね……勿体ないけど、行くぞぉぉ！！」

カッ――バキィッ！！

20: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:09:13.41 ID:2ZITsDOF0
未央「吹っ飛べぇぇええ！！」

――キィン！！

未央「加速ッ！！」

21: ◆BAruTQYr7o[saga]
2015/08/25(火) 06:09:44.74 ID:2ZITsDOF0
――…………

凛「また会ったね、さっきの人」

凛（数は一人……先回りしていたおかげで、余裕を持って待ち構えられた）

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