過去ログ - てづま侍まかべえ
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11:名無しNIPPER[sage]
2015/10/13(火) 23:55:04.31 ID:NrOETL/+0
ジュリア「お手柄だったなまかべえ、あたしもあんな抜け道があるなんて思いつかなかったよ!」

瑞希「あの、お水をください。ジュリアさん、とびきり冷えたお水をください。ああ、恥ずかしい……」

ジュリア「あの春画は刺激が強すぎたか?ほら、仰いでやるよ」

瑞希「ありがとうございます……ジュリアさん、あの春画は伴田さんのものではないそうです」

ジュリア「ハンダ?誰だそれ」

瑞希「本名を伴田路子さんと言うそうです、あの後話してお友達になりました」

ジュリア「そりゃおめでとう、ってどういうことだ?あの原本の出所は間違いなくあそこだ、刷り元締め上げて確認したんだ!」

瑞希「はい、春画の原本はあの家から出たものですが、描いたのは伴田さんではありませんでした。過激なのは趣味ではない、と」

ジュリア「あの家から出たのにロコが描いたんじゃないって、まさか……病気の母親の方か?」

瑞希「はい。彼女が趣味で描いていた物が、伴田さんの提出する原本の中にいくつか混じっていたみたいです」

ジュリア「おい、おいおいおい」

瑞希「それと、病気ではなく昼夜が逆転しているだけだとも言っていました。お金には不自由していないそうです」

ジュリア「……誰だよ、病気の母親の為に仕方なくドギツいの描いて売ってる、それはそれは可哀想な女の子が居るって言った奴は!?」

瑞希「ああ、恥ずかしい……ぱたぱた」

ジュリア「何がなんとかしてやりたいだ、完っ全に勘違いじゃねえか。あたしも顔が熱くなってきた、火が出そうだ……おい」

瑞希「はい?」

ジュリア「舞浜に行くぞ、飲まなきゃやってられん」

瑞希「下戸ですが……付き合います」

おわり


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