過去ログ - 白坂小梅「あの子を……探してるんです」九十九一希「と、片目を隠した少女は言った」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/10/31(土) 22:21:13.54 ID:y+PfDi/u0
大通りへ戻ろうと足を向ける。
一希(……ん?)
「――あ、あの……しらないなら、そ、それで…………ありがとうございました……さ、さよなら……」
「まあ待てって! よく分からんけど、はぐれたんならいっしょに探したげるからさ! そんでさ、キミいくつ?」
「名前なんて言うの? ていうかカワイイじゃん、ちょっと包帯取って顔はっきり見せてよ」
小柄なマミーと顔面流血者2人――もとい、小柄な少女と男が2人。
少女の方の仮装は凝っているが、男たちの方は安易に赤い絵の具を額に垂らしただけにも見える。
「え……だ、だめ……!」
「あー! いーじゃんいーじゃん! 撮っていい?」
「あれ? どっかで見たことある気がする……」
一希「……」
「と、撮らないで……えっと……えと……の、呪われる、から……危ないから……」
「役作りがんばってんね〜」
「一枚だけだから! ね! いいじゃんハロウィンのいい思い出にしたいんだって。お礼にオゴるよ? ちょっと大人な店とか興味ある?」
「あの……うぅ……」
一希(……騒がしい)
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