6:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:56:06.95 ID:K0pC2q+ao
私も和ちゃんのことは好きだった。
けど私のそれは「恋愛」だったのか「友情」だったのか、はっきりは判らなかった。
少し前まで姉と和解するために強くなることばかり考えていたのだから仕方がないだろう。
でもその時の私には、「断る」という選択肢は無かった。
だって断ってしまったら、きっこのと一番の親友を失ってしまうかもしれないから。
もしこの「好き」が判らないなら、無理にでも「恋愛」に嵌めてしまえば良い。
はっきりしないということは「どちらでもある」という事だろうから……。
そうして私たちは恋人同士になった。
彼女の出発の前日にデートをして、その日にキスをした。
……「された」と言うべきだろうか。
私は強く押し付けられた唇を受け入れることしか出来なかった。
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