過去ログ - 【総合タワーリシチ】キス、とかそれ以上がしたい?
1- 20
1: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 21:53:31.35 ID:47bkPbri0
百合
神奈×悠




『キス、とかそれ以上がしたい?』

『したい』


――「キス以上」って、いつしていいの?




今思うと、私はなんちゅーとんでもないことを言ってしまったのか。
それ以上って、それ以上って、それ以上ってなによ。
そして、こいつはなんで躊躇もなく即答したのか。

「神奈、また変な顔してる」

「へ?」

「そこの問題、そんなに難しい?」

悠は抱きしめていたクッションを脇に置いて、
机の反対側から身を乗り出した。

「あ、ううん……ちょっと、別のこと考えてたの……」

「なに?」

「あんたには関係な……いこともないし、むしろあり得るようなそんな感じよ」

「どういうこと」

「や、ごめん、今のは自分でも意味不明だったわ……」

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:02:20.53 ID:47bkPbri0
悠は首を小さく傾げた。

「神奈はいいな。たくさん、面白い顔をするから」

「だから、それ褒めてないことに気付いてる?」
以下略



3: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:09:47.06 ID:47bkPbri0
「権力には……屈しないわ……決して」

数分後、互いに力尽き、肩で息をしながらベッドに横たわっていた。

「もおー……テスト勉強……はあッ……なんないじゃない、ばかーッ……はあ」
以下略



4: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:14:44.58 ID:47bkPbri0
「落ち着いて、神奈」

笑いながら、私の袖を掴む。
落ち着いてるわ! 
と言い返そうと思ったが、
以下略



5: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:21:44.93 ID:47bkPbri0
先ほど思い出していたことが、また頭を過った。
そんな不埒な私をよそに、彼女は私の腕を引っ張った。
かろうじて、肘をベッドにつけて、悠に体重を全て預けることは避けれた。
ぷるぷるしながら、軽くキスをした。

以下略



6: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:30:27.15 ID:47bkPbri0
不埒はこいつの方だ。
必死に肘で悠の体から離れようとしたが、
彼女の腕が背中に回されていた。
黒いシャツから覗く、悠のうなじが眩しい。
こんなことを考えてしまっている自分に、自己嫌悪。
以下略



7: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:35:10.26 ID:47bkPbri0
唇を離すと、吐息が鼻をくすぐった。
熱くてしょうがない。
どこもかしこも。
特に、顔。
特に、耳。
以下略



8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:39:46.15 ID:47bkPbri0
「それとも、やっぱり私とはできない?」

「へ?」

あ、ガチな顔し始めた。
以下略



9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:46:57.96 ID:47bkPbri0
「神奈、神奈の胸も、お尻も、太ももも……全部私のにしていい?」

あろうことか、その台詞を、
指で体に触れながら告げてきた。
その度、変に敏感に反応してしまった。
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/12/16(水) 22:53:28.06 ID:Veuyj4KC0
応援してる


11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 22:54:03.90 ID:47bkPbri0
「神奈、人気者だから……早く、私のものだって証拠が欲しい」

「証拠なんて……」

いらないじゃない。
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/12/16(水) 22:56:31.20 ID:A3gB8Uxp0
わくわくわくわく
文体も好みだしめっちゃ期待


13:名無しNIPPER[sage]
2015/12/16(水) 23:02:32.27 ID:RxD3l8yXo
期待


14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:04:08.62 ID:47bkPbri0
いや、しかし、なんで胸を触るのが証拠になるのか。
その条件を小一時間問いかけて、証明してやりたいわ、バカやろう。

あー、時間よ止まれ。
この部屋だけでええから。
以下略



15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:14:47.82 ID:47bkPbri0
「悠、あの……脱いだ方がいいの?」

「脱ぐの? なんで?」

「え、だって」
以下略



16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:22:52.47 ID:47bkPbri0
でも、嬉しいのよ。
分かってる。
言わないけど。
こうやって、私にだけ甘えてくれる彼女がいいなって、思ってる。

以下略



17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:30:26.80 ID:47bkPbri0
て、これじゃあ本当に誘い受けじゃない。
あー、これ、なに。
悠のせい。
うん、こいつが悪い。
悠がまた笑っていた。
以下略



18: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:39:43.34 ID:47bkPbri0
とは言っても、すでに動き出した右手を止めることなど、
私には到底無理だった。
こんなに何重にもプロテクターをしているのに、
悠の手が触れた部分がカーディガン越しでも分かってしまう。
たまったもんじゃない。
以下略



19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:49:58.89 ID:47bkPbri0
「あんたのとッ……そう変わらないと思うけど」

「違うよ。神奈の方が、えろいよ」

「ば、ば、ば」
以下略



20: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/16(水) 23:55:26.13 ID:47bkPbri0
で、そんなことをされたら、
自分の体がどうなるか、
なんとなく予想はできていた。

シャツのボタンを外し、下に来ていた薄手のキャミソールとブラを、
以下略



21: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/17(木) 00:02:04.27 ID:NWrt+bSE0
「今、必死?」

私は声もなく、ただ頷いた。
悠の手のひらが、私の小振りな胸を揉みしだく。
なに、この拷問。
以下略



26Res/14.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice