過去ログ - 北条加蓮「藍子と」高森藍子「あたたかなカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:29:13.80 ID:wA+3Y4Yr0
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「お待たせ。注文、もうしてくれてたんだね」

加蓮「……あっれぇ?」

高森藍子「こんにちは、加蓮ちゃん。……どうしたんですか?」

加蓮「いや……予想が外れたっていうか。クリスマス系で来なかったかー、って感じ」

藍子「ふふ。ケーキ、いっぱい食べちゃってるかなぁって。私も、今月に入ってからケーキばかりでしたから」

加蓮「キャンペーンとかなくても差し入れと事務所のみんながね。最近の……ほら、地方ロケに行った子達がさ、ご当地ケーキを持ってくるのとかって」

藍子「そうそう、そういうのです! じつは私、明日帰ってくる卯月ちゃんのおみやげが楽しみだったりっ」

加蓮「卯月かー」


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2:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:29:41.93 ID:wA+3Y4Yr0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第18話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:30:17.70 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「賭けてもいい。ふつーのお土産を買ってくる!」

藍子「いえいえっ。だからこそ、ここでちょっとびっくりするおみやげを買ってくるって思います!」

加蓮「普通だって自覚してる子は普通じゃないんだよ。自称天然に本物の天然がいないのと同じ」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:30:47.72 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「……でも、あんまりびっくりさせられると、私、びっくりしちゃいますけれど」

加蓮「だねー」

藍子「加蓮ちゃんもっ」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:31:17.42 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「んー……」

加蓮「…………ただいま」

藍子「お、おかえりなさい?」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:31:47.51 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「お返し……仕返し? って、やっぱり同じ土俵でやりたいよね。アイドルで負けたことはアイドルで勝ち返す、学校で負けたことは学校で勝ち返す。って、学校で勝ち負けなんてあんまりないか」

加蓮「だからいっつも、藍子より遅くまで起きてつつきかえしてやろうって思うんだけど……習慣って恐いよねー。すぐ寝ちゃうよ」

藍子「なるほど……。私、じつは加蓮ちゃんが寝ちゃった後も、けっこう起きている時があるんです」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:32:17.67 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「はい、読んじゃいますっ。……どれだけ読んでも加蓮ちゃんに勝てそうにありませんけれど、でも、楽しいんです」

藍子「どう考えてるのかな? どう思うのかな? って想像することが」

加蓮「だよねー。さて問題です。先に来た藍子が注文してくれていた単品ハンバーグ、食べた加蓮ちゃんはどんなリアクションを見せるでしょうか?」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:32:47.34 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「お肉はちょっぴり辛い味付けなのに、タレは程よく甘いってバランスがいいよねー」ングング

加蓮「はい、藍子も」アーン

藍子「あーんっ。……美味しいですっ」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:33:17.50 ID:wA+3Y4Yr0



(ハンバーグを食べ終わって)

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:33:47.68 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「それに、加蓮ちゃんなら何を返してくれるかな? って。加蓮ちゃん、いつも私が思いつかないことを言ってくれるから、なんだか楽しくて」

加蓮「おっと、これまた期待に応えないといけないことが増えたかな?」

加蓮「それとさ、正直……なんていうかな。今日、ここに来るのが……うーん、そのさ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:34:47.54 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「えーっと、ちょっとだけ。あ、でも大丈夫です。私が勝手に心配してしまっただけで……」

加蓮「あはは、ごめん。……正直にありがと。心配してもらえること、少しだけ嬉しいかも」

藍子「そうなんですか? でもいつもは、私にもPさんにも、心配なんていらない、大丈夫だ、って言ってるのに」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:35:17.54 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「あ、それで、ここに来るのがこわかったってお話ですよね。……あの、私、なにかこわがらせるようなこと――」

加蓮「そんなこ――……うん、最近は藍子が変なことばっかり言うしなんかガチっぽい雰囲気あるし?」

藍子「…………今、"そんなことない"って言おうとしましたよね?」ジトー
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:36:17.48 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「藍子もそういうこと……って、ある? 私にじゃなくても、アイドルの時とか……ほら、もう何度もやった定例LIVEなのに、いつもどういう風に歌っていたか忘れちゃったり、それで怖くなっちゃったり」

藍子「うーん…………」

藍子「……もしかしたら、あるかもしれません。そういう時は、みんなに相談したり、Pさんに相談したりして、すぐに安心しちゃいますけれど」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:36:47.50 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「はい。……それに――」

加蓮「?」

藍子「加蓮ちゃんには、ここにいる時だけでも、ゆっくり休んで欲しいですから……そんなに角ばらなくていいって、私は思います」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:37:17.61 ID:wA+3Y4Yr0



加蓮「コーヒーうまー」ズズ

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:37:47.52 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「……ん? 写真? ……あ、そういえば藍子さ、なんか写真を持ってくるって話をしてなかった?」

藍子「写真をですか? うーん、……加蓮ちゃんに……あっ!」

藍子「わ、忘れてましたっ。ほら、お散歩に行った時の写真! パーティーの日の、集合時間の前にここに来た時に約束したのにっ」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:38:18.09 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「でも私、アイドルになってから写真をいっぱい撮るようになったんです。だから、アイドルになる前のアルバムは……もしかしたら、10冊もないかも」

加蓮「そうなの?」

藍子「はい。アイドルになって、残しておきたい景色がいっぱい生まれて。……ふふっ、忙しくなってから撮った写真の方が多いなんて、なんだかおかしいですね」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:38:47.47 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「……でも、私が加蓮ちゃんの家に行くことはよくありますけれど、加蓮ちゃんが私の家に来ることって滅多にないから……もしかしたら、そういうの苦手なのかな? って思ってました」

藍子「学校のクラスメイトにもいるんです。友だちを呼ぶのは大丈夫だけれど、友だちの家に行くのは苦手って人が」

加蓮「いるいる。私の周り……にいたっけ……?」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:39:17.55 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「…………」

藍子「加蓮ちゃん?」

加蓮「ん……ううん。えっと……その、藍子。だからさ。えーっと……その、呼びたいって思った時だけでいいから、あのー……」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:39:47.55 ID:wA+3Y4Yr0
加蓮「…………はー」

加蓮「…………」

加蓮「……………………」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/18(金) 19:40:17.50 ID:wA+3Y4Yr0
藍子「たぶん、これくらいがいいのかなって思います。加蓮ちゃんが考えこんでる時……考えこまないといけない時もあるのは分かってますけど、でも、真面目になりすぎたら、疲れちゃうから」

藍子「私、さっき言いました。ここにいる間は、加蓮ちゃんにはゆっくり休んでほしいって」

藍子「だから、ほっぺたをぐにぐにってすれば、柔らかくなるかな? なんて……」
以下略



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