過去ログ - 【R-18】本気の一色いろはは小悪魔どころじゃない
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:36:26.26 ID:2jOclWgVo
※注意点

・R18です
・八幡が割とアグレッシブです
・一部変態的な行為が混ざります
・短編なのでそんなに長くなりません

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:37:21.34 ID:2jOclWgVo


たまに早く学校に来てみたらこれだ。

登校中に偶然出会い、わけもわからず私物化された無人の生徒会室に連行されてしまった。そして目の前には、肩を落とし俯く生徒会長、一色いろはの姿がある。
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:37:53.01 ID:2jOclWgVo
「理由なんていいですから、早く……」

一色は瞳を潤ませながらねめつけるような視線を送る。

その目にはすこぶる弱い。泣く女子にもすこぶる弱い。失意に暮れる女子には優しく接し、できるだけ我儘を聞くよう調教済みの兄、どうも比企谷八幡です。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:38:28.72 ID:2jOclWgVo
「もっと……」

なんなの、いったい……。

そのままナデナデすること暫し。
以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:39:01.71 ID:2jOclWgVo
「……はい。凄く、すっごく怖かったんですよぅ」

言うと、一色は自分の身を抱くように体を強張らせる。こいつの喋り方だとそこまで怖そうに聞こえないが、嘘をついてはいなそうだ。

「何が」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:39:38.60 ID:2jOclWgVo
同時に喋ったせいで、一色の言葉がよく聞き取れなかった。聞き間違いじゃなければしょっちゅうとか言ってたか?だとしたら尚更よくねぇよ、可哀想に。

「……へ?」

「いや、なんかないのか?できる限りのことはやる」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:40:25.33 ID:2jOclWgVo
一色は慌てて両手を振り全力で否定すると、なにやらか思案をしながらブツブツと言い始めた。

「…………なになに思ったより反応凄いんですけど。なんでもしてくれるとかどういうことなんですか……」

小声過ぎて全然聞き取れない。気になる……。
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:41:30.26 ID:2jOclWgVo
「はわわわ……。先輩、マジでどうしたんです?こんなの、普段なら絶対やってくれませんよね」

「……そりゃ普段ならな。今は違う」

か弱い女子だけを狙い、無抵抗なのをいいことに自らの欲望を満たすためだけに行うその卑劣な行為は忌み嫌われて然るべきものだ。
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:42:08.71 ID:2jOclWgVo
「あー、まぁな。痴漢ってのはどう考えても必然性がねぇ。ある意味殺人や窃盗なんかより重罪だろ」

「それもまた極論ですね……」

「だって人殺さないといけない状況はあっても、痴漢しないといけない状況なんてこの世にねぇだろ。やるやつの理性が足りんだけだ。なのに恐怖を味わうのはお前みたいなか弱い女の子なんだぞ、許せるかこんなの」
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:43:05.42 ID:2jOclWgVo
よくわからないが一色は頬を染めてどぎまぎし始めた。やめろ俺まで落ち着かなくなるだろ。

「いえ。わたし、先輩になら……。あの!もっとお願いしてもいい、ですか?」

「……ある程度ならな。特別だぞ」
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 21:46:33.84 ID:2jOclWgVo
「……は?」


* * *

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/01/21(木) 21:56:54.47 ID:Zx8VJq7Lo
ふむ
続けたまえ


13:名無しNIPPER[sage]
2016/01/21(木) 21:58:33.55 ID:JN3HYALzo
渋にもあげてるね?


14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:14:03.89 ID:2jOclWgVo
「いや、俺に触られたら余計不信になんじゃねぇの?」

「何言ってるんですかバカなんですか先輩。なるわけないじゃないですか」

なんでだよと考えるとどつぼに嵌まりそうなので考えないことしにした。
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:14:32.40 ID:2jOclWgVo
>>13
あ、すみません書くの忘れてましたがそうです


16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:15:47.46 ID:2jOclWgVo
幼さの残る佇まいのその奥に、確かに見える色気を感じ鼓動が早くなった。

息を呑み、心を静めるよう務め、なんとかかんとか正常な答えを返す。

「……いや、俺、お前と恋人同士じゃねぇし」
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:17:55.09 ID:2jOclWgVo
一色はそう言うと立ち上がり、俺に背を向け黙ってじっとしている。

「……俺にどうしろってんだ」

「だからー、キモくて怖くて抵抗できなかったんです。そこで先輩ですよ。先輩で練習したらきっと抵抗できるようになるんじゃないかなーと」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:18:40.10 ID:2jOclWgVo
俺さっきからお願いされすぎだろ。そんでお前は無茶なことお願いしすぎだろ。あれ、ていうかなんでやる流れになってんだ。俺やるって言ったっけ。

「さっきは、えーと。すっとわたしの後ろに立ってー」

渋々立ち上がり、一色の後ろに立つ。いや近いよこれ。背の低い彼女の頭が俺の顔のすぐ傍にある。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:33:30.17 ID:2jOclWgVo
「へ、変な声出すな。それで、これから?」

「えと、なんとなくですけど、頭の匂い嗅がれてたような。それで、こう、太ももの後ろ辺りをさわさわと……」

痴漢の野郎、なんてことをしやがんだ。
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:34:11.27 ID:2jOclWgVo
痴漢の肩を持つわけじゃないが、こんな匂いを近くで嗅がされたらそんな衝動が沸き起こることは理解できてしまう。

まぁそこで実際に手を出すか否かが人と理性のない猿との境界線なのだが。ちなみに俺は今どっちなんだろうか。

「んっ……」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 22:34:47.02 ID:2jOclWgVo
明らかに異常な脈の早さを感じつつ、手を一色の下半身、太ももの付け根から尻のあたりに近づける。

「やっ…………あっ」

震える手を近づけてはいるがまだ触れてはいない。しかしそこに手が迫っていることを肌で感じ取った一色が喘ぎ、足を擦り合わせるように身じろぎした。
以下略



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