過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/01/26(火) 18:56:57.57 ID:YUCQRze/0
「あれ? 伊織くんは僕の横に座らないの?」
目の前のプロデューサーが不思議そうに聞いてきたが、無視。隣では貴音が、既にメニュー表とにらめっこをしていた。
「冷たいね伊織くんは……君と僕との仲じゃないか、遠慮することなんて何にも無いのに……」
しくしくという擬音が聞こえてきそうなワザとらしい泣き真似をするこの男が、私のプロデューサーであるという
事実に反論してやりたかったけど、今日ばかりはそうむげに扱うわけにもいかずに、私は開きかけた口を再び閉じた。
なぜなら――。
「それであなた様。今日は本当にご馳走になっても構わないのですね?」
貴音の問いかけに、もちろん! といった風に胸を張ってプロデューサーが答える。
「愚問だね、四条君。今日は君達二人のお祝いの席なんだから、ジャンジャンやってくれたまえ!」
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