過去ログ - ちなつ「切れた電球を今」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 01:05:22.47 ID:NYPOpsNEo
「シンデレラはうちへ帰ると、魔法使いへたくさんお礼を言いました。
 お城での出来事はシンデレラにとって最高のひとときでした」

「やがてシンデレラの二人の姉も舞踏会から帰ってきました」

「シンデレラはいたずら心を起こして、姉たちに、舞踏会で何か面白いことはなかったかと聞きました。
 すると二人の姉は、見たこともないほど綺麗なお姫様がやって来たと言いました。
 二人はまた、王子様がしじゅうそのお姫様の方を見ていて、帰りしなに彼女が落として行ったガラスの靴を
 大事そうにしまっていたとも言いました。王子様は、ガラスの靴を履いたあのお姫様のことを好いているに違いない、と」

「果たしてその言葉どおり、それから二三日すると、王子様はガラスの靴のしっかり足にはまる娘を探し出して、
 妃にすると家来に告げまわらせました」

「王子様は、王女たちから貴族のお姫様たち、それから御殿じゅう、のこらず足をためさせてみましたが、
 ぴったりとはまるものはいませんでした」

「そしてその靴は、めぐりめぐってとうとう、いじわるな二人の姉のもとへもやってきました」

「姉たちは、はりきって無理に足をつっこもうとしましたが、無駄な骨折りでした。
 シンデレラはその姿を後ろで見ていましたが、それが自分が落とした靴に違いないことを確信すると、
 自分にも試させて欲しいと申し出しました」


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