過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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14:名無しNIPPER[saga]
2016/02/18(木) 13:07:35.75 ID:fpn4hqHn0
( 米有難う御座います。先述の通り、書き溜め無しなのでゆっくりと投下していきます。ナラクおじいちゃんの喋り方とか忘れているのはすいません。)



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「成る程。休むには悪くない」
藁山のみが置いてある馬小屋の一室へと入った彼は、不満だと感じない声を漏らした。
「…少し休んでからにしようか」
此処まで来る途中、土木作業をしている者を見掛けた。彼は暫く、其処にて金を稼ごうと思案したのだ。
何時から働けるのか…と思いもしたが、如何やら人手が足りない様で直ぐにでも手を貸して欲しいと言われ、採用された。
彼は馬小屋の一室にて胡坐をかき、目を閉じた。深呼吸する様に、息を吐いては吸い、幾度か其れを繰り返す後に目を開ける。
やがて立ち上がり、先程の場所へと向かう事にした。

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「おぉ、兄ちゃんか。早速来て貰って悪ぃな。じゃあ、先ずは使う木材とか、運んでくれるか?」
筋骨が良く発達している、どうやら親方らしき男に声を掛けられる。
「…うむ、分かった」
ニンジャ腕力の持ち主である彼には容易い作業が続いた。木材運び、つるはしでの耕し等々、其の速さに周りの作業員らを驚かせる。
暫くし、今日の作業の終了を伝える声が掛けられた。
「いや、兄ちゃんよ…案外力、あるんだな。着痩せするタイプなのか?」
「いいえ、そうでもないですよ」
奥ゆかしく其れだけ返答すれば、作業着を脱いで元の服装へと戻った。トレンチコート等は動きにくいだろうとの事で、作業前に借りた物だ。
「ちょい待ち。ほら、勤め始めって事でさ。少ないが取っときな」
男が差し出した袋には、ギルド登録に十分な位の金(単価はエリス。一円=一エリスだと思って下さい)が入っていた。
「…此れは」
「兄ちゃんも、アレだろ。冒険者になろうってクチじゃねぇの?違ってたら其れは其れでイイんだがな。ま、ただの勘だ。手伝ってくれてありがとよ?クエストとか、嫌になったらまたこっちで働いてくれるといい」
強面乍も笑顔を浮かべ、彼の肩を軽く叩いた。
「有難う御座います」
「いいって事よ」
彼も薄く微笑み返し、一礼すれば其の儘ギルドへと向かった。




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