過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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3:名無しNIPPER
2016/02/17(水) 13:26:10.07 ID:iLA5+pOG0
「…オヌシは、誰だ」

「私は女神。貴方に新しい道を示す者です」

白く煌びやかな髪の女性。女神と言うに相応しい服装をしている。そして其の胸は豊満であったが、欺瞞にも思える形であった。

「…」

「あ、信じていませんね?ホントですから。私、こう見えても其れなりに崇められてますよ?」

おどけた様に笑みを零し、首を緩く傾けた。そんな相手に、彼はこう言い放った。

「私は、死んだのか」

既に知っている事だ。そう思い乍も認めたくは無い。

「はい、貴方は…えぇと、ニンジャ…ですか。其の存在により殺害され、此処に居ます」

「そうか」

暫くの無言が場を支配した。

「…女神とやら。オヌシは何をしに来た。私をジゴクにでも送るか」

「そうですね…貴方は、多くの人を殺しました。ですが、其の成り行き等から、天界より温情の報告があります」

「温情?」

ジゴクより、多少マシな所に連れて行かれるのだろうか。彼はそう考えた。

「はい。ジゴクに行くか…其れとも、生まれ変わって人生をやり直すか。その際には、記憶などは消させて頂きます」

生まれ変わる、という言葉に彼は更に考えた。記憶が無くなるのであれば、妻子の事も忘れてしまうだろう。それも、ある意味彼にとっては辛い事だった。

「後は、記憶や姿を其の儘に、異世界で魔王軍と戦う冒険者になる事です」

「…………魔王、だと?」

突拍子もない言葉だった。思わず驚きに目を見開き、困惑の表情を浮かべてしまう。




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