過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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5:名無しNIPPER
2016/02/17(水) 13:37:24.48 ID:iLA5+pOG0

「えぇ、とある異世界では、魔王の侵略に悩まされています。多くの人を救う為、其の世界で…戦ってくれますか?」

「…私には、戦う理由が…もう、無い」

疲れ切ったサラリマンの様に、気怠げに息を吐いた。手を開いては握り、幾多の敵を捻り潰して来た感触を思い出す。

「ジゴクに行っても、得をする訳でもありません。記憶を無くすのも嫌なのでしょう?…それに、戦う理由ならあります」

「……何?」

「多くの人を救えます。貴方が、そう望むのなら…其の力も、与えましょう」

力。ナラク。ニンジャ。ニンジャを[ピーーー]、力。ニンジャソウル。

「よかろう」

自分は死んだ。だが、まだ生きている。否、生き延びる。生きて、元の世界に戻る為に戦う。其れが、理由だと。

「魔王を討伐した暁には、天界より何でも願いを叶えてくれるでしょう」

彼の思いを肯定するかの様に、女神は告げた。

「さぁ、選んで下さい。貴方の欲する力を」

魔剣。スキル。様々な恩恵を並べ立てる女神へと、彼は言った。

「ニンジャを[ピーーー]。妻子を殺したニンジャを全て[ピーーー]。…其れまでは、[ピーーー]ぬ。[ピーーー]ぬのだ」

目を閉じ、精神を研ぎ澄ませた。彼のニンジャに対する憎悪。其れこそが、彼の求める力の根源である。

そして、彼は呼んだ。自らを取り込もうとし、善良なる市民すらも慈悲無く[ピーーー]存在を。

「ナラクよ。もう一度、力を貸せ」




...


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