20: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/03/14(月) 21:38:21.66 ID:BMHm4lO9O
PM16:00
友紀「…あ!もうこんな時間!?」
右京「おやおや…。何か用がありましたか?」
友紀「う、ううん…。そのー…右京さんは、お仕事大丈夫なのかなーって…」
右京「そうですねぇ…ああ、確かにお仕事がありましたねぇ。…ですが貴方のお話と…」
友紀「…」
『キャッツ逆転大勝利ー!』
右京「試合が面白くてですねぇ…忘れてしまいました」
友紀「…」
右京「では、そうですねぇ…手短に、5分だけ」
友紀「…5分だけ?」
右京「ええ。来る来ないは別として、話せることは話しておきたいものですからねぇ」
友紀「う、うーん…」
右京「まず、何故僕が貴方を選んだか」
友紀「う、うん…」
右京「まず一つ。明るいところです」
友紀「明るい…」
右京「二つ。とても話しやすいところ」
友紀「…」
右京「そして三つ目。これは簡単です。…外見です」
友紀「…そ、そんな事言われてもー…」
右京「ただ外見だけでアイドルになれるのならば、こうして一緒に話をしたりはしません」
友紀「…」
右京「僕の見立てでは、貴方には天性の才能があるようです」
友紀「才能?」
右京「ええ。先程貴方がテレビ画面に向かって応援のコールを叫び出した途端、周りの方々も呼応するかのように応援を始めました」
友紀「…」
右京「君を中心として、輪が出来たんですよ。これを才能と言わずして何と呼びますかねぇ…」
友紀「…買い被りってことは?」
右京「僕、こう見えて、目には自信があるんですよ」
友紀「…」
右京「もし僕のお願いを聞いてくださるのでしたら、いつでもいらっしゃってください」
友紀「…いつでも?」
右京「ええ。明日でも、来週でも」
友紀「…」
右京「今からでも構いませんよ?」
友紀「…そ、それはまだちょっと早いかな…」
右京「ああ、これは失礼しました…どうにも羽目を外し過ぎたようです」
友紀「えっと…」
右京「それでは僕はこれで。…あ、お釣りはどうぞご自由に」
友紀「えっ?…あ、ちょっ…」
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