過去ログ - 【ワートリ】ルドガー「黒トリガー？」【TOX2】 -SS速報VIP

過去ログ - 【ワートリ】ルドガー「黒トリガー？」【TOX2】

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1: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:21:10.65 ID:HaORED020
ワールドトリガーとTOX2のクロスオーバーです。
喋ルドガーに注意。
TOX2原作程度の選択安価があるかもしれない。

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2: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:22:33.78 ID:HaORED020
　四年くらい前、三門市にバケモノが現れた。
　同時にバケモノを倒す人たちも現れた。

　化物は近界民、倒す人たちはボーダーというらしい。当時子供だった俺たちは、突然現れた非日常にそれはもう驚いて、わくわくした。
俺達の住んでいた地域では近界民による被害がほぼなかったからか、恨みとか恐怖とか、そういうものを理解しないままに化け物退治をするヒーローに憧れたのだった。しかもボーダーは俺達もヒーローになれるかもしれないと呼びかけた。俺たちは喜んでボーダーの入隊試験を受けた。

3: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:24:04.08 ID:HaORED020
【side：ルドガー】

ルル「にゃぁー」

4: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:25:20.69 ID:HaORED020
ルドガー「……スクランブルエッグ？」

　書き置きと共に、目玉焼きのなりそこないとトーストとトマトが机の上に置かれていた。

ルドガー「『睡眠は大切だが遅刻はするなよ』……こんな気遣いよりも起こして欲しかったんだけど！？」

5: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:27:41.15 ID:HaORED020
　俺、ルドガー・ウィル・クルスニクは三門市に住む日本人だ。外人の血が入っているらしいが、国籍は日本だ。たとえこんな名前で銀髪だろうと、立派な三門市民だった。

　俺は兄のユリウスと二人暮らしをしている。幼いころに両親が死んでからは孤児院にいたらしいが、施設のことはほとんど覚えていない。というのも、兄さんがとても優秀で、施設出身者としては異例の大学進学、返金無用の奨学金も活用して成績優秀で卒業後に就職。あっという間にまとまった金を手に入れて俺を引き連れて自立してしまったからだ。通信技術系の開発をしていたらしいが、今はボーダーに移籍してチーフエンジニアのひとりとして働いている。立派な高給取りだ。決して優秀とはいえない俺が専門学校に通えているのも、兄さんが俺が調理師免許を取れるよう応援してくれたからだった。ほんとうに頭が上がらない。

　そんな兄さんの金銭的負担を少しでも減らそうと、俺は電車で二駅ほどの距離にあるお好み焼き屋でアルバイトをしていた。

6: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:29:03.18 ID:HaORED020
ルドガー「店長、怒ると怖いんだよなあ。遅刻はまずい……！」

　駅まで歩いて十分。全力で走れば五分くらいか。急ぐあまり、俺はふらりと目の前に飛び出してきた人を躱すことができなかった。

？「うおっ」

7: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:30:55.38 ID:HaORED020

★

8: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:32:54.49 ID:HaORED020

　手元に残ったぼんち揚げ。菓子より主食派のクルスニク家の食卓ではめったにお目にかかれない。
　ちょっとくらいならいいかなと一袋開けて食べた。結構美味しい。

9: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:36:13.78 ID:HaORED020

　なんだかとんでもないことになってしまった。
　あんな小さな子供によくも、最低だ、怖い、見ちゃいけません、なんて囁きが四方八方から聞こえてくる。
　意味がわからないがとにかくヤバイということだけは分かった。

10: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:39:10.71 ID:HaORED020
★

【side：太刀川】

11: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:40:31.32 ID:HaORED020

太刀川「あ、そういや、あのズボンはクリーニングに出して、それで」

12: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:42:47.21 ID:HaORED020
★

【side：ルドガー】

13: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:45:01.56 ID:HaORED020

少女「だ、だめっ！　エルはこの電車に乗らなきゃなんだからっ！」

ルドガー「言ってる場合か！　逃げるんだっ！」

14: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:46:50.02 ID:HaORED020

　いきなり体に大きな衝撃が走ってふっとばされた。いつの間にか少女を抱えたまま空をみあげていた。

ルドガー「えっ？」

15: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:48:42.54 ID:HaORED020

　逃げられない。

16: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:49:48.58 ID:HaORED020

少女「きゃああああああああーーーーっ！！」

　少女が叫んだ。

17: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/14(月) 21:50:15.95 ID:HaORED020
今日はここまでです。

18:名無しNIPPER[sage]
2016/03/14(月) 21:51:38.67 ID:wxJ2gzXp0
ほう
珍しい二つやな
骸殻はどういう扱いになるのだろうか

19:名無しNIPPER[sage]
2016/03/15(火) 00:01:28.32 ID:k9HeKXyPO
俺得コラボ
期待

20: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/15(火) 21:49:30.13 ID:NqB3XTgi0
投下します。R1L1のちょっとした選択安価あります。

21: ◆7SDmOkkTnE[saga]
2016/03/15(火) 21:50:35.55 ID:NqB3XTgi0
★

【side：ルドガー】

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