過去ログ - 塩見周子は速水奏とデートがしたい
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/03/20(日) 11:31:32.17 ID:bBbJtDB6o
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 「仕事は完璧」

頭の上に何かが載せられる。
前髪を滑り落ちてあたしの手に収まったのは、あっつあつの缶ココアだった。
プルタブを開けようとして、あまりの熱さに思わず手を引っ込める。

 「ココアはやっぱり明治、ってな」

 「それには同感かな」

 「ピンナップ、よく撮れてるぞ。後で見てみ」

 「そりゃどーも」

 「どうしたシューコ。スチール缶みてぇなツラしやがって」

 「いいね、ヘコみにくそうで」

 「周子」

ようやく開いた缶へ口を付ける。
ココアの熱さで唇がやけどしてしまいそうだった。

 「オレぁ普段はこんなんだけどよ」

 「こんなんだねぇ」

 「お前らには人生楽しんでほしいって願ってんだ。シューコだけじゃなくな」

 「そりゃどーも」

 「周子。アイドルってのは仕事だけを指してる訳じゃねぇんだ」

缶をヘコませようとしてから、そういえばスチール缶だったと気付いた。


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