過去ログ - 塩見周子は速水奏とデートがしたい
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/03/19(土) 23:27:57.90 ID:tRgO8C6ho

 「……っ!」

 「はい。キス、したわよ」

 「…………あ、ありがとうごひゃっ……ざいました」

顔を真っ赤にして、金髪の娘がお友達の輪の中へ飛び込んでいく。
それを見て奏はまた笑顔を浮かべた。

 「キャラメルクリーム」

 「……へっ?」

 「新発売だって。私はこれとポンデリングにするけど、周子は?」

 「……ああ、ドーナツの話ね」

 「それ以外何があるのよ」

 「別に」

首を傾げてあたしの顔を覗き込もうとする奏から目を逸らす。
メニューに並んだ美味しそうなドーナツ。
何故だか今は、そのどれも甘さが足りないような気がして。

 「キャラメルクリームとホットコーヒーで」

コーヒーなんてどれくらいぶりに飲むだろう。
レジ脇のスティックシュガーを取ろうかどうか一瞬だけ迷って、結局手はポケットに突っ込んだままだった。


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