過去ログ - サーニャ「1953年冬」
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13:名無しNIPPER
2016/04/11(月) 01:15:06.12 ID:B/SeA5U90
時々、明け方に目が覚める。夜に寝るようになってからもう三年になるのに、かつての温もりを求めて体が動くのかもしれない。

私から空の世界を奪い去ることになったあの一発の砲弾がなければ、今こうして寒さを誰かと分かち合えない未来は訪れなかったのかもしれない。

若い少女を守った選択には、一抹の後悔もない。
その程度で心配をかけてしまう自分自身が、ただただ情けないだけだ。

所詮私は夜にしか居場所のない魔女であったのだろう。彼女はそうして私から離れていった。


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