3:ベルトコンベア ◆EwTy/47GRIPz[saga]
2016/04/14(木) 22:40:25.52 ID:CuqjDj3U0
アオニート「しっかし、お前みたいなやつ珍しいな。だいたい中学から上がってくるってやつのはずなんだけど……」
男「あ、あぁ、そうなんだ……。お、俺も、なんでここに居るのか…………」ビクビク
アオニート「まぁ、でもそんなことは些細なことだっ! 今日から、同じ釜の飯を食う仲になるわけだし、仲良くしようぜ」
男「う、うん……こちら……こそ………………へっ?」パチクリ
アオニート「あぁ? どうした?」
男「い、いやっ……なんでも……ない……です……」
男(いま同じ釜の飯を食う仲って言った……? あれ、出れないの? こ、これって本格的にマズいんじゃ……――)
アオニート「――おっ、始まるみたいだな」
男「え、えっ?」
「あー、皆さん。自分の席にお戻りください」
「――これより、開会式を始めます。まず初めに、学園長からのお言葉です」
グウィン「ゴホンっ! えー、一年生の皆さん初めまして。学園長のグウィンだ……――」
男「ぐうぃん……??」
アオニート「よそから来ても、うちの学園長は知ってるだろ? いつ見てもすげぇ髭だよな」
男(なんだろう。なんか、アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブル○ア先生みたい……)ボー
グウィン「こんな良き日に、皆さんと出会えたことを、とてもうれしく思う。えぇー、これからの学校生活も――」
男(…………あぁ、目を瞑れば、別に何でもないのになぁ……)
グウィン「――自分の夢に向かって、このワシの雷の槍のようにまっすぐ進んでもらいたいと思います……――」
グウィン「――間違っても! この髭のようにちぢれないでもらいたい!」
シーン…
グウィン「……ふっ……ふふ……けっさく……ふふふふ…………っ!」クスクス
シーン…
「――……えぇー、学園長のお言葉でした。学園長、今日までご苦労様でした」
グウィン「ファッ!?」
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