過去ログ - 優花里「西住殿が逸見殿と付き合い始めました」
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以下、名無しに変わりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]
2016/04/27(水) 21:12:11.71 ID:xRn0NjKtO
それから試合の日になるまでは酷いものでした。
何回吐いたことが覚えてません。
西住殿が好きだという思いは伝わらず、その上わたしの恋敵への告白を応援している。わたしの思いがバレてしまえば間違いなく距離を置かれ、今後の戦車道すらままならなくなる。
何が正しい選択だったのでしょう。そもそも西住殿を好きになることが間違いだったのでしょうか。
しかしそれを認めたくない自分がいるということがより気持ち悪くて、辛くて。
そうこうしてるうちに試合がやってきました。
みほ「今回は殲滅戦ですが、戦車の性能は間違いなくあちらに分があります。持久戦に持ち込んで絶対に走行不能にならないよう逃げながら戦います。回り込みや挟み撃ちを受けないように市街地の道を把握し、通信で相手の位置を正確に知らせるようにして下さい!」
西住殿が作戦を説明しています。今でも西住殿の作戦のお陰で大洗の勝利を支えてきました。
「「「はい!!」」」
今回は5両編成での殲滅になるそうです。相手の精鋭を集める変わりにこちらも5チーム戦力順に出てこい、ということのようです。
今回出ることになったのはあんこう、カメ、アヒル、カバ、ウサギさんチームに決定しました。
杏「作戦名は〜?」
みほ「えっ!あっ…その…うーん…では、カサカサ作戦で!」
沙織「やだ〜ゴキブリみたい!」
…今までも何度か考えたことなのですがどうも西住殿も少しズレてる方のようです。
麻子「相変わらずそのネーミングセンスはなんなんだ」
華「今回は沙織さんが鍵ですよ、頑張りましょうね」
沙織「ま、任せといてよ、あはは…」
麻子「顔が引きつってるぞ」
沙織「う、うるさーい!」
そんなこんなで試合が始まりました。
とにかくわたしは試合に集中するようにして、なんとか西住殿を頭から消すように装填主の役目を全うしました。
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