5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/08(日) 04:06:48.81 ID:XKVcAZVU0
日付が変わって30分ほど経った頃、ようやく事務所に辿り着いた。普段ならばこんな時間まで誰かが居ることは少ないのだが、総選挙の時期は違う。プロデューサーなりスタッフなりがほぼ常に誰かしら居るのだ。
実際、事務所に来てみればちひろさんもまだ居て、プロデューサーが先ほど仮眠を取ると言ってソファに横になったと教えてもらった。
ちひろさんはと言うと気を利かせてくれたのか、コンビニに行くと言いいながらノートパソコンを片手に財布を机の上に置いたまま出て行った。あの感じだと30分くらいは戻ってこないだろう。
「はぁとは良い人たちに巡り合えたんだなぁ……☆」
ちひろさんの優しさに感謝しつつ、アイドルになれた事を改めて嬉しく思う。ちひろさんにもプロデューサーにもアイドルになっていなかったら会えなかったのだから。
「それもこれも、プロデューサーがはぁとを見つけてくれたからだぞ☆」
目の前のソファでよだれをたらしながら寝ているプロデューサーの頬をつつく。
はぁとを見つけてくれて、スポットライトに照らされるステージに連れ出してくれたはぁとの勇者様。
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