過去ログ - 奏 「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるんでしょ?」
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10: ◆4C4xQZIWw7k3[saga]
2016/06/17(金) 00:38:48.23 ID:p/GW0CyRo
「……あの月の向こう側に行ければ、重力の枷は私を解き放ってくれるのかしら」

現在は、太陽が潜水していく時刻。
繰り返すが、夕暮れである。

少女ーーー速水奏が見ているのは妄想の月面である。

奏は心赴くままトリップし、世界を構築していく。

「この世に満ちているのは、『嘘』。 人々の唇から溢れて零れる偽物は、私の『真実』を覆い隠すほど、巨大で、多勢」

例えるなら、ローマに足跡を残していこう、という妄想染みた感覚か。

舗装済みの道路に足跡など、独自世界を持たねば生まれ得ぬ発想であるが、今の奏はそれに勝るとも劣らぬ『碧』であった。



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