過去ログ - 老将「…まぁ、座れや」
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18: ◆I3AdvwUiDU
2016/06/26(日) 13:01:51.60 ID:evsoPS4y0
女兵士「………」

ライゼル「………」

女兵士「………」

ライゼル「何だ、お前は黙って人を睨み付ける癖でもあるのか」

女兵士「そんな癖ないわよ……ただ貴殿の顔どこかで見た事あるような気がして…」

ライゼル「気のせいっしょ」

女兵士「そうかなぁ…気のせいで済ましていいのかなぁ…」

ライゼル「いいんだよ、気のせいだ」

ライゼル「それより名を聞いてなかったな…まぁ、名乗れよ」

女兵士「何偉そうにしてるのよ…」

ライゼル「気にしたら負けさ…さ、早く名乗りな」

女兵士「はぁ…私はアイリス、シンティア出身の都会っ娘よ」

ライゼル「アイリス、ね…よろしく」

アイリス「いや、アンタも名乗れよ!」

ライゼル「仕方ないなぁ…俺はライゼル」

ライゼル「シンティアの南西にある小さな村出身の田舎っ子だ」

アイリス「ふふっ、そちは面白い男だな」

ライゼル「そうか?…毎回アンタだの貴殿だのそちだの呼び方を変えるお前さんのセンスも面白いと思うぞ?」

アイリス「あっ…やっぱりそうなってた?」

ライゼル「何だ、自分で言っといて気付いてなかったのか」

アイリス「まぁ、ね……気付いたらいつもそうなのよ」

ライゼル「つまり、癖と」

アイリス「まぁ、そうなるね」

アイリス「それより今日の夕飯何だろ、お腹空いたわー」

ライゼル「そういやここは何で俺らみたいな末端にも美味しい料理が提供されるんだろうな…気にならないか?」

アイリス「そう言えばそうだ…普通私達兵卒なんかにこんな料理振る舞う余裕なんてない筈だよね」

ライゼル「…だろ?この国は余程裕福なのか、それとも何か裏があるのか」

アイリス「私は後者だと思うけどね、その裏っていうのが具体的に何かは解らないけど」

ライゼル「何れ俺らが出世して、少なくともこのシンティアを任せられるくらいになれば解るかもしれないな」

アイリス「出世ねぇ…」

ライゼル「さ、俺は夕飯の時間までちょっと寝るからさ、夕飯時には起こしてくれや」

アイリス「はいはーい」

ライゼル「」Zzzzz……

アイリス「しまった……釣られてはいって言ってしまった…」


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