過去ログ - 幻想郷に来た貴方が女の子と仲良くなる話2
1- 20
18: ◆5m18GD4M5g[saga]
2016/07/09(土) 23:02:57.73 ID:zdm3ZF+n0
0.早くも聖が帰って来た。


「…只今戻りました…」

十分と経たずに帰って来た聖の表情は、出発した時と真逆で非常に重い顔つきであった。
何かあったのか、と心配して貴方は事情を尋ねた。

「い、いえ、その。何と言いましょうか…」

目をキョロキョロさせて落ち着かない様子でいる聖。
その姿はさながら先ほどの寝起き直後の自分の様だと心の中で感想を抱く。

そして、その原因も何となく貴方は察知していた。

「…巫女が言うには、すぐには貴方を帰せないとのこと…です…」

やっぱりそれか、と貴方は予想が当たっていた事に少々衝撃を受けてしまう。
が、それ以上に沈んでいる聖を見て、寧ろ気にしていない事を言って励ましている状況だった。

「うう、あれだけ自信満々にしておきながらこの体たらく、情けないです…」

およよ、と嘆く彼女だったが、自分以上に落ち込むのを見るとどうにも居心地は良くない。
すぐにはと言うからには一生帰れない訳では無いし、何よりどこの馬の骨とも分からぬ自分にここまで良くしてくれるのは有り難い。
と、貴方は出来る限りの慰めを彼女に述べる。

「…そう言って頂けると、助かります」

貴方の必死のエールが功を為したのか、少しながら聖は復活した様子。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
105Res/43.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice