1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:06:09.20 ID:XR89JfGW0
モバP(以下P)「みんなおつかれ、良いステージだったぞ」
飛鳥「港に設けられた舞台というのも乙なものだね」
かな子「うん、風がとっても気持ちよかったね♪」
志保「お客さんと一緒に楽しめました♪」
幸子「フフーン!ボクがいるから当然です!」
P「これで今日はあがりだ。せっかく仕事で名古屋まで来たんだし、どこか寄ってこうか?」
かな子「あっ、いいですねそれ!」
志保「プロデューサーさん!私、お腹空いてますよっ」
P「そうだな、打ち上げってことでみんなで名古屋飯でも食べにいこう」
幸子「遠征だとこういった楽しみもありますね」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:07:27.20 ID:XR89JfGW0
スタッフ「あ、いたいた!イベントのスポンサーの方が、プロデューサーにご挨拶したいとお探しでしたよ」
P「本当ですか、わざわざありがとうございます……すまん、ちょっと行ってくる」
飛鳥「ここで待っていたらいいのかい?」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:10:10.64 ID:XR89JfGW0
飛鳥「さて、当てもなく彷徨ってはいるが、ボク達はどこへ向かおうか?」
幸子「近くには水族館なんかもありますね」
志保「プロデューサーさんがいつ戻るかわからないし、そういう施設はやめといた方がいいかな?」
4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:11:40.31 ID:XR89JfGW0
かな子「お店の特徴とかあるんですか?」
志保「なんといっても、パフェの種類が豊富だね♪」
飛鳥「たしか、パフェだけで30種類はあったんじゃないかな?」
5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:12:28.40 ID:XR89JfGW0
飛鳥「いや、名物といってもアレは――」
かな子「ほら飛鳥ちゃん!早く入ろう、ね!」
飛鳥「わ、理解ったからそんなに押さないでくれ……!」
6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:13:51.76 ID:XR89JfGW0
かな子「店員さん、私たちを見て奥の席にしてくれたね」
飛鳥「イベント会場とは目の鼻の先だからね、この配慮は有難いよ」
志保「奥なら、こうして普通にしてれば案外バレないもんね」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:15:25.39 ID:XR89JfGW0
かな子「名物のパフェを下さい!」
飛鳥「メニューも見ずに言ったね……」
店員「えっと、当店の名物ですとアンビリーバブルですが……よろしいですか?」
8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:17:09.03 ID:XR89JfGW0
かな子「ふふ、楽しみだねぇ♪」
幸子「経験者のお二人が他に注文しない時点で何となく予想は付きました」
飛鳥「恐らく方向性は正しいだろうが、その予想を超えていると断言するよ」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:18:28.94 ID:XR89JfGW0
店員「お待たせしました、アンビリーバブルです」
幸子「」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:19:37.27 ID:XR89JfGW0
店員「取り皿とスプーンお使いください。あとこちらホットコーヒーです」
かな子「ありがとうございます。大きいからみんなで食べよ♪」
志保「さぁ、4人でどこまでいけるか……でも、美味しそう♪」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:21:46.98 ID:XR89JfGW0
かな子「んー美味しい!」
幸子「上に乗ってるフルーツだけで結構な量ですね」
飛鳥「幸子、ボクの言う通りに。フルーツは皿に避けておくんだ」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:23:47.49 ID:XR89JfGW0
幸子「最上段のものは粗方無くなりましたね」
かな子「そのすぐ下は生クリームとアイスクリーム、そしてストロベリーソースが層になってて……はー、幸せだよぉ♪」
幸子「甘くて本当に美味しいです。意外と食べられる気がしてきました!」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:25:09.68 ID:XR89JfGW0
幸子「うぐ……掘っても掘っても生クリームが無くならないですし、甘さが凄い、そして冷たい……」
飛鳥「これが表層を抜けた第1層、通称“甘味の滝”だよ」
志保「いや、美味しいよ?それでもこの量の生クリームは胸に来るよね」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:27:13.19 ID:XR89JfGW0
飛鳥「さぁ、ここから避けておいたフルーツを口にする瞬間さ」
幸子「はっ!そういえばそうでした……わ、オレンジの酸味に癒されます!」
志保「口の中の甘さをリセットするために、柑橘系は残しておくといいんだよっ」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:28:30.08 ID:XR89JfGW0
飛鳥「ふう、大体3分の1くらいは食べたかな」
志保「ようやく次の層に着きそうだね」
幸子「まだ3分の1……次は何でしょうか?」
16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:29:55.01 ID:XR89JfGW0
飛鳥「ようやくシリアルも抜けたようだね……」
志保「ここから先はまた生クリームとアイスの厚い層……うーん、さすがに限界が近い、かも……」
かな子「幸子ちゃん、大丈夫?」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:31:01.29 ID:XR89JfGW0
かな子「無理して食べたら駄目だよ。コーヒー飲んで休んでて、ね?」
幸子「ですが、かな子さんもだいぶペースが落ちてますよ」
かな子「うん……でも、残すなんてできないよ!」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:32:54.23 ID:XR89JfGW0
飛鳥「……ここまで来て抜け駆けは許さないよ」
志保「そうそう!最後まで一緒だよ!」
幸子「みなさんが頑張ってるのに、ボクだけ休むわけにはいきませんよ!」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:35:06.73 ID:XR89JfGW0
飛鳥「ふ……これがセカイの選んだ結末ということか、すまない……」
かな子「あ、飛鳥ちゃん!そんな!」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:37:33.28 ID:XR89JfGW0
飛鳥(それからも彼女は孤独に食べ進めるが、無情にも減る気配はない)
幸子(助けてあげたいのは山々ですが……正直もう一口も食べられません)
志保(かな子ちゃんは甘い物が好きなだけで決して大食いというわけじゃない……つまり、もう……)
21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/13(水) 20:38:23.63 ID:XR89JfGW0
かな子「プロデューサー、さん……」
P「どうした、そんな泣きそうな顔して――って、なんだその馬鹿でかい器は。ジャンボパフェでも挑戦してたのか?」
かな子「プロデューサーさん……お腹空いてますか?」
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