10: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/08/29(月) 12:04:40.79 ID:wrArN0sl0
「でもなんかなぁ……」
「なにか不満でもあるんですか?」
「どうせならこっちの方がいいだろ」
「わわわわわわっ」
その場で横に180°回転する。
一応、藍子が下に落ちない方向で。
「ん……たしかに、こっちの方が私も好きです」
「だろ? 正直背中に乗られるよりはこっちの方が重くないし」
耳元で囁かれる。
藍子の場合癒し効果しかない。
そんな態勢だから俺も話すときは耳元でになるが……ちょっとくすぐったそうだ。
「ん………………ちゅ…………えへへ」
藍子が顔を離したと思うと、軽くキスをしてきた。
離れた後、幸せそうにふにゃ、と微笑む。
「可愛い奴だなぁ」
「もーっと褒めてもいいんですよ?」
こういうときには、スイッチが入ると可愛いって言ってもよくなるらしい。
とはいえ、藍子は俺の首筋に顔を埋めてぐりぐりとしているわけだが。
恥ずかしいのまでは完全にはなくならないようで。
「どうし――ん、ん……ちゅっ、んんぅぅ…………」
今度はこっちからキスをすると、すぐに藍子も唇を押し付けてきた。
「ふぅ。ふふふ……しゃーわせー……です」
俺の肩に顎を乗せて、満足そうに呟く。
16Res/11.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。