22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:17:20.67 ID:zsoczlY00
その昼、夢を見た。
夢の中で自分は1人離れたところに立っていて、2人は背を向けてかなり前を歩いていた。
さらにその前には影が1,2,3,4……
23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:20:21.15 ID:zsoczlY00
ダイヤ「っは!…はあっ、はあっ、はあっ……!」
夢だ。汗で貼りついた髪をかきあげようとして、自分の頬が濡れていることに気づく。
いけない、このままではまたルビィに心配をかけてしまう。
24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:21:54.45 ID:zsoczlY00
日が傾きかけたころ、重い身体を引きずってシーツを変えることにした。
もともと体調には問題がない。動き始めたら案外快調だった。
少し気をよくしながらシーツと枕カバーを運んでいると、買い物袋を提げた鞠莉とばったりでくわした。
25:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 19:22:03.50 ID:+4o6bb1Go
期待
26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:25:56.56 ID:zsoczlY00
鞠莉「ほら、シーツが来るまでは横になれないけど、座っていなきゃ!」
ずいっと、冷えピタと薬が差し出された。熱はないと伝えたはずなのに。
ダイヤ「ひゃ、つめたっ!…ごほっ!」
27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:27:14.40 ID:zsoczlY00
鞠莉「そそそ、そういえばダイヤ。」
ふと意識を前に向けると、急に挙動不審になった鞠莉がもじもじしている。
ダイヤ「鞠莉さん?どうかしましたの?」
28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:30:23.38 ID:zsoczlY00
果南「……ダイヤ、どうだった?」
約束通りダイビングショップに戻った私に、果南が話しかけてきた。
鞠莉「…ごめん、わからなかった。」
29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:32:32.88 ID:zsoczlY00
果南「私たち、ダイヤのこと全然わかってなかったのかな…。」
鞠莉「そう、かもしれない…。」
2人で散々迷惑をかけた。だからこそ、ダイヤが何か悩んでいるなら力になりたい。そう思ってダイヤのお見舞いに行った。けれど。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:34:02.63 ID:zsoczlY00
―――
その晩、眠れなかった。
31:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:35:44.04 ID:zsoczlY00
練習に行くと、皆が気遣ってくれた。昨日の体調は悪くなかったが、今日は寝ていないせいでふらふらしてしまう。
奇しくも本調子ではないという話に信憑性が出てしまっていた。ルビィは朝から休め休めとうるさかった。
千歌は食べやすい大きさに剥かれた冷凍ミカンをくれたし、曜は練習メニューを減らそうと提案した。
梨子はスポーツドリンクと塩を多めに持ってきてくれていたし、花丸はユニットのカウントは自分がやろうかと申し出てくれた。
32:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 19:37:38.54 ID:+4o6bb1Go
ダイヤ様…
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