過去ログ - 僕「目が覚めたら生物兵器に、なんてよくある話だと思ってた」
1- 20
9:名無しNIPPER[saga]
2016/09/18(日) 05:21:36.76 ID:1Qs4eMLB0
目が覚めてから1時間後。とある施設の会議室

部下「――――まとめると、21歳の日本人男性の記憶と人格がそっくりそのままこの生物兵器の中に入ってる、と?」

博士「そ。お陰で日常生活のイロハを教え込む手間が省けたの」

部下「問題はそこじゃないでしょう!?有り得ないですよこんなの!」

博士「言うと思った。だから偶然だと言っておるんじゃ。これは奇跡じゃよ、奇跡。それに、もともと表に出すことは一切ないプロジェクトなんじゃ。騒ぎ立てても仕方あるまい」

部下「とはいえ――」

僕『プリーズ、ジャパニーズ(何とか伝達手段のスケッチブック戻って来たけど・・・・・・全然話についていけない・・・・・・)』

部下「・・・・・・とりあえず彼に説明するのが最優先じゃないですか。英語すらわからないみたいですし、日本語の文書を」

博士「文書はの、実はもうあるんじゃ」

部下「・・・・・・?なら、日本語と英語を両方話せるスタッフを」

博士「宛はある。もう電話して手配しておいたわ」

部下「そんな、まるでこうなることが分かってたみたいな――!」

博士「文書はいずれ日本政府に渡す日本語版のプロジェクト概要のテキストデータを印刷すればいい。スタッフは偶々この国生まれの日本人がここに務めていただけじゃ。偶然じゃよ。全部」

部下「・・・・・・テキストデータを印刷してきます」

博士「頼むぞ」

僕「(結局僕蚊帳の外か・・・・・・)」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/36.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice