過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 16
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18: ◆xjSC8AOvWI[saga age]
2016/10/01(土) 00:14:36.78 ID:/60bmN2O0
杏子「なぁ、さやか」
杏子「募金を始めた本当の理由、
上条の腕を治したいと思ったのは惚れてるからだと上条に伝えた方がいいんじゃないか?」
さやか「えっ!? いやでも、そんないきなり!」
杏子「いきなりじゃないだろ。そんなこと言ってたら一生伝わらないぜ?」
杏子「嫌な言い方だけどな、自分の想いってのは口に出さなきゃ相手に伝わらないことが多いんだ」
さやか「…………」
杏子「前にも話したがあたしが魔法少女ってことが父さんにバレて、
『お前は人の心を惑わす魔女だ』って言われてあたしは逃げた」
杏子「自分が何を思って契約したのかも、自分の願いからも、父さんに向き合う事からも……その結果があれだ」
杏子「あの時父さんにあたしの想いをぶちまけたところで、結果は変わらなかったかもしれない」
杏子「でもさ、あたしは『何で自分の想いを父さんに話さなかったんだ』っていう後悔は今でもあるんだ」
さやか「それって……」
杏子「……何か出しゃばった事を言って悪かったな」
杏子「魔法少女の契約云々じゃないけどさ、さやかには同じ後悔をして欲しくはないんだ」
さやか「で、でもそれとはまた違うんじゃない?」
さやか「だってそこまで重いことじゃないよ、何も今すぐじゃなくてもさ……」
杏子「金が溜まって医師が見つかったら、暫く治療のために離れ離れになっちまうかもしれないだろ?」
杏子「先送りにしてるといいことないぜ。それに、お前さんにとってそれはそんなに軽く考えていいことなのか?」
さやか「…………」
さやかが頬杖をついて俯いて考え込む。
そして、暫くして顔を上げた。
さやか「で、でも、まだ心の準備が欲しいよぉ……」
杏子「まあ、考えておけって」
1自由安価
2さようなら
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