過去ログ - 男「ずっと前から好きでした!」 後輩「……誰?」
1- 20
1: ◆TMTTBwd/ok[sage]
2016/10/24(月) 19:26:44.76 ID:QHQ2PhI60
男「えっ……」

後輩「どこかでお会いしたことありましたか?」

男「中学の時に同じ部活でしたけど……」

後輩「ということは、陸上部の方ですか?」

男「そうですけど……。僕のこと覚えてない?」

後輩「はい。先輩のことなんて知りません」

男「……」



SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 19:33:02.05 ID:QHQ2PhI60
後輩「人違いではないですか?」

男「そんなことあるわけない! 後輩さんが忘れているだけだよ!」

後輩「でも、二足歩行している豚なんて忘れることなんてないと思うんですけど」
以下略



3: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 19:44:08.30 ID:QHQ2PhI60
後輩「先輩って物好きな人ですね。自分を罵倒する人に恋してるなんて」

男「だって、可愛いんだもん」

後輩「顔ですか」
以下略



4: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 19:54:54.21 ID:QHQ2PhI60
男「……あのさ」

後輩「なんですか?」

男「僕のこと、どうして先輩って呼んでるの? 僕が誰なのかわからないのに」
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2016/10/24(月) 20:18:19.60 ID:Fp2Aypmjo
あくしろ


6: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 20:25:57.98 ID:QHQ2PhI60
後輩「ネクタイですよ。うちの学校は学年ごとにネクタイの色が異なるじゃないですか」

男「そうだった……」

後輩「残念でしたね」
以下略



7: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 20:31:46.34 ID:QHQ2PhI60
男「俺は後輩さんに虐めてもらいたいんだ!」

後輩「お断りします」

男「ど、どうして……!」
以下略



8: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 20:38:52.70 ID:QHQ2PhI60
男「これだけ昔みたいに喋っていたら、俺のこと思い出してこない?」

後輩「これまでの会話は、先輩のことを想起させるためのものだったんですか」

男「うん。陸上部の時とかこんな会話ばっかりしてたよ」
以下略



9: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 20:43:38.58 ID:QHQ2PhI60
男「……わかった。今日は引き下がるよ」

後輩「……告白してきた割には簡単に諦めるのですね」

男「いいや、俺は諦めない! あの頃のことを思い出してもらう!」
以下略



10: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 20:49:24.46 ID:QHQ2PhI60
男「さあ、帰ろう。途中まで送るよ」

後輩「途中まで?」

男「大丈夫。ちゃんと距離はとるよ」
以下略



11: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:01:01.85 ID:QHQ2PhI60
後輩「なんで驚いているんですか。先輩が告白したのでしょう?」

男「え、でも!」

後輩「私は『覚えていない』とは言いましたが、『交際しない』とお断りしていません」
以下略



12: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:08:40.98 ID:QHQ2PhI60
男「遂に俺の気持ちが届いたんだね……!」

後輩「唾棄すべき醜悪な欲望でしたけどね」

男「ありがとう、ありがとう……」ポロポロ
以下略



13: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:15:54.96 ID:QHQ2PhI60
男「どういうこと!?」

後輩「最近、私の周囲では恋愛がブームでして。毎日のように主張されるんです。誰々が好きだと」

男「まあ、女子トークの王道だもんね」
以下略



14: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:21:50.81 ID:QHQ2PhI60
>>13 訂正
男「どういうこと!?」

後輩「最近、私の周囲では恋愛がブームでして。毎日のように主張されるんです。誰々が好きだと」

以下略



15: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:22:23.08 ID:QHQ2PhI60
後輩「私は、先輩と交際することで醜い駆け引きから解放されることを目論んでいるんです」

男「うーん」

後輩「言っておきますけど、先輩に拒否権はありません。先輩が告白したのですから」
以下略



16: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:26:15.69 ID:QHQ2PhI60
男「確認しておきたいんだけどさ。僕のことを好きになる可能性はある?」

後輩「限りなくゼロに近いですけどね」

男「そっか……。うん。可能性があるなら、頑張れる!」
以下略



17: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:31:19.87 ID:QHQ2PhI60
翌日 朝
男「おはよう」

後輩「……なにしてるんですか?」

以下略



18: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:35:41.01 ID:QHQ2PhI60
男「いや、後輩さんのお母さんが中に入れって言うもんだから」

後輩「あの人は……!」

男「優しいお母さんだね。後輩さんそっくり」
以下略



19: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:40:21.88 ID:QHQ2PhI60
後輩「お待たせしました」

男「早いね」

後輩「なにがですか?」
以下略



20: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:43:35.19 ID:QHQ2PhI60
後輩「先輩って、妹さんがいらっしゃったんですか」

男「あれ、知らない? 後輩さんと同じ学年だけど」

後輩「……確かに先輩と同じ苗字の方がいますが、先輩の妹さんではないと思います」
以下略



21: ◆TMTTBwd/ok[saga]
2016/10/24(月) 21:46:34.36 ID:QHQ2PhI60
男「可愛いかなあ? ただ、化粧で誤魔化してるだけだと思うけど」

後輩「豚の癖に、人間の容姿に難癖つけるなんて生意気ですよ」

男「ごちそうさまです!」
以下略



999Res/345.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice