過去ログ - 天津風「ワインと月と龍驤さん」
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9:名無しNIPPER
2016/11/06(日) 21:08:44.58 ID:sFmPWIjQ0
龍驤「ええ月やな」

時刻は日を跨ぐ少し前、ポツリと呟く。

天津風「えっ・・・ああ、ホント綺麗」

窓から月が部屋を照らしていた、冬が近い秋の月は幻想的で蠱惑的だった。

天津風「弓張月、だったかしら?」

なぁ、と龍驤が話す、部屋の明かりを消していいかと。

天津風「・・・どうぞ?」

明かりを消し、更に輝きを増したように感じる月明かりだけになった部屋は

静かな時が、ゆっくり流れていくように感じた。

龍驤「・・・なぁ天津風」

そっと囁く。

天津風「なにかしら?」


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