過去ログ - 【ガルパン】かくして、私は逸見エリカの肩の上に収まった
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15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/21(月) 23:54:19.29 ID:20H76wQV0
「え?」 彼女はいまいち質問の意味を測りかねているようだった。

「私の周りにはたくさんの優秀な人がいた。その人達はみんなあの雨の中で去っていった。
 
 それは全て私の車両を守るため。

 私が言うとエゴみたいだけれど、みんな自分のことじゃなく、カチューシャこそがこの場に残るべきだとそう判断したのよ。

 でも、なんだか分からなくなっちゃった」

戦車に乗っている間は必死に戦っていたから見えなかった。
でも今、地に足をつけて立っているとじわりと滲んでくる。
人の上に立ち率いる者が受ける眼差しとその痛み。


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