過去ログ - 【ガルパン】かくして、私は逸見エリカの肩の上に収まった
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/11/21(月) 23:19:41.60 ID:20H76wQV0
無情にもIS-2から白旗が上がる音が聞こえて、2両のパーシングは轟々と私達から離れていった。
全速力で走る戦車の駆動音がこんなにも空気を震わせているのに、何故かいつも撃破の音だけは耳にしっかりと突き刺さる。

できれば、もう一両ぐらいはここで倒してしまいたかった。
後方から猛烈な勢いで大洗車両を撃破して進むセンチュリオン、乗り込むのは島田流忍者戦法を使いこなす大学選抜大隊長。
ミホーシャとまほが彼女を打ち負かすとは信じている、信じてはいるけど。

「……やられちゃったわ」 私が思わず顔を伏せるので、車内の隊員が一斉に不安げな顔で私の方を振り返る。

ノンナは私のことを「この戦いに必要な人」と呼んでくれたけど、果たしてそれだけの働きができていただろうか。自信が持てない。


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