過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「早い早雪のカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:03:31.49 ID:CFBxbi+10
――おしゃれなカフェ――

<からんころーん

北条加蓮「さっむー……! 藍子は、っと……おっ」

高森藍子「…………♪」(店の隅っこで座り込んでる)

加蓮「藍子ー」

藍子「あ、加蓮ちゃんっ!」フリムク

藍子「ふふっ。こんにちは。外、寒くなかったですか?」

加蓮「もうすっごく寒かったよー。お、見覚えのある暖炉だ。中にストーブが入ってるんだよね、これ」

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:04:12.54 ID:CFBxbi+10
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第36話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:04:42.33 ID:CFBxbi+10
加蓮「レンガのインテリアを積み上げて暖炉っぽくして、中にストーブを入れてるんだっけ」

藍子「はいっ。見ているだけで、なんだか暖かくなっちゃいますよね」

加蓮「普通にストーブとか置いてたらちょっとムードないもんね。こっちの方がカフェらしくていいなー」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:05:12.14 ID:CFBxbi+10
加蓮「うんうん。暖まっちゃおう」スッ

藍子「って言いながらどうして私の首筋に手を伸ばしてくるんですか!?」

加蓮「え? ベタだけどやっとこうかなって」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:05:42.14 ID:CFBxbi+10
藍子「……あ」クチヲオサエル

加蓮「……すごい声出たねー」

藍子「あうぅ、聞かなかったことにしてください……」カオマッカ
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:06:12.50 ID:CFBxbi+10
藍子「…………」プクー

加蓮「……ほっぺた膨らませても可愛いだけだよー?」

藍子「……………………」ジトー
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:06:42.19 ID:CFBxbi+10
加蓮「あったかー……。こんなに寒いとお客さんも来ないのかな?」

藍子「店員さん、ちょっぴり寂しそうな顔でした」

加蓮「なんか私が来た時、すっごく嬉しそうというか、飼い主を見つけた犬みたいな顔になったっていうか」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:07:12.54 ID:CFBxbi+10
藍子「雪山って言ったらスキーかなぁ、って。加蓮ちゃんは?」

加蓮「ないない。あんなのできる気がしない……って昔の私なら言ってたんだろうけど」

加蓮「今ならどうだろ。ふふっ、モバP(以下「P」)さんにお願いしてみよっかな。スキーのお仕事とか……」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:07:42.54 ID:CFBxbi+10
加蓮「歌って踊るだけがアイドルではないんです」

藍子「お散歩するのも、アイドルですっ」

加蓮「それは藍子だけでしょー?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:10:12.34 ID:CFBxbi+10
>>9 下から3行目、一部修正させてください。
誤:加蓮(……寒い日だけれど暖かい場所に〜
正:加蓮(……寒い日だけど暖かい場所に〜


以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:10:42.45 ID:CFBxbi+10
加蓮「よしっ。……はいはーい。藍子ー、起きろー」ユサユサ

藍子「……はっ。あ、あれ? ……わたし……?」

加蓮「おはよー」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:11:13.47 ID:CFBxbi+10
藍子「仕返し? ……まさかっ」バッ

加蓮「うん、別に落書きとかはしてないよ? 真っ先に手鏡で確認するんだ……」

藍子「じゃあ、仕返しって?」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:11:42.36 ID:CFBxbi+10
加蓮「あれー不思議だなー私そんなの撮ってないし送ってないんだけどなー。あー、これ私のじゃなくてPさんの携帯だー。どこかで入れ替わっちゃったのかなー。へんだなー」ヒラヒラ

藍子「いくらなんでも無理がありますぎます!! その星のデコレーションは加蓮ちゃんのじゃないですかっ。Pさんのスマートフォンにはデコレーションなんてないですから!?!?」

加蓮「おー、よく見てるね」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:12:12.41 ID:CFBxbi+10
加蓮「…………」

加蓮「…………なんかあっちの方がから店員さんがものすごい顔でこっち見てるんだけど」

藍子「私、もう帰りたい……」シクシク
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:12:42.33 ID:CFBxbi+10
加蓮「駄目だよー、まだ何にも注文してないし。それにしても昨日遅かったの? お風呂の中でゆるふわしちゃったか」

藍子「ゆるふわするって何ですか〜。昨日は……でも、昨日も眠たかったから、11時には眠っちゃったような……?」

藍子「最近、暖かい部屋でのんびりしていたら、すぐ瞼が重たくなっちゃうんです」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:13:12.49 ID:CFBxbi+10
藍子「はいっ。今年もカフェのケーキをいっぱい食べて、それからイルミネーションを見に行って……」

藍子「クリスマスのお仕事も楽しみっ。またサンタさんになりたいなぁ」

加蓮「サンタ、か」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:13:42.45 ID:CFBxbi+10
加蓮「クリスマス、か」

加蓮「……クリスマス」

藍子「……まだ、……その……複雑ですか?」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:14:12.49 ID:CFBxbi+10
加蓮「しょうがないよ。これはこういうものだって」

加蓮「何もなかった日が、幸せな記憶で上書きされていく。だからといって、なかったことはなかったことにならない」

加蓮「いっそ、記憶を無くしてしまえば楽になるのかもしれない。なかったことをぜんぶなかったことにして、ゼロから作り上げていく方が楽なのかもしれない」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:14:43.46 ID:CFBxbi+10
加蓮「……なんてね。レンタルで見たドラマに影響されちゃった」

加蓮「ふふっ。藍子も気をつけた方がいいよー? 間抜けな顔で夜道なんて歩いてたら、嫉妬に狂った加蓮ちゃんに襲われちゃうかもよ?」

藍子「え。……もう嫉妬はしていないんじゃ……!?」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:15:12.49 ID:CFBxbi+10
加蓮「だってさ、来てもない話に無駄にシリアスモードになっても疲れるだけじゃん?」

加蓮「なら笑い飛ばす方が楽だし。……ね? 大丈夫。曖昧なモヤモヤに負けるほど、加蓮ちゃんは弱くないから」

藍子「……」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/11/23(水) 17:15:42.51 ID:CFBxbi+10
加蓮「……そろそろ座って何か食べない? お腹空いてきちゃった」

藍子「はーい。名残惜しいですけれど、暖炉とかお別れですっ」

加蓮「遠くから見えるんだけどね。遠恋かな?」
以下略



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