過去ログ - 【ミリマスSS】恵美「冬の日、温もりに気付いた」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:39:42.69 ID:IBJuyZgs0
☆都内/某ファミリーレストラン
恵美「あ〜、やっぱり店内は温かいね! 外は寒かった〜」
P「冬に屋外での撮影は大変だったよな。お疲れさま」
恵美「仕事終わりにファミレスに来られるなら、それくらい頑張れるって!」
P「ははは、恵美はこの店が大好きだもんな」
恵美「だって落ち着くんだもん。ソファもふかふか……」
P「おいおい、くつろぐ前にまずは注文を決めてくれよ」
恵美「あっ、アタシはいつものメニューって決めてるから」
P「いつものメニュー?」
恵美「ミラノ風ドリアとドリンクバー!」
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2
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:40:46.31 ID:IBJuyZgs0
P「この店のドリアっておいしいよな」
恵美「プロデューサーも好きなの? 気が合うね〜!」
P「俺も同じものを頼もう。じゃあ、店員さん呼ぶぞ」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:41:48.98 ID:IBJuyZgs0
P「突然だが、定期公演でのリーダーをやってみないか?」
恵美「えっ?」
P「だから、定期公演でのリーダーだよ。聞こえなかったか?」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:42:52.99 ID:IBJuyZgs0
P「そうか……残念だけど仕方ないな」
恵美「ゴメンね、せっかく誘ってくれたのに」
P「いや、無理にとは言わないよ。本人の意思が一番だ」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:43:49.08 ID:IBJuyZgs0
恵美「ただいまっ。はい、こっちがプロデューサーの飲み物ね」
P「俺の分も持ってきてくれたのか? 悪いな」
恵美「いいから飲んでみてよっ。味の感想も聞かせてね」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:44:56.33 ID:IBJuyZgs0
恵美「ごめんねプロデューサー、次はおいしくブレンドするように頑張るからっ」
P「いや、ブレンドする必要ないんだが……」
恵美「アタシは色々試してみるのが好きなのっ。その方が楽しいでしょ?」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:46:01.30 ID:IBJuyZgs0
恵美「はい、プロデューサーのスプーンね。タバスコもいる?」
P「ありがとう。恵美は気が利くなあ」
恵美「ねえ、早く食べよっ! アタシもうお腹ペコペコだよ〜」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:46:54.52 ID:IBJuyZgs0
恵美「そんなこと言わないでよ〜。アタシはもっとプロデューサーと話したいのに」
P「はいはい、悪かったよ」
恵美「今日は時間もたくさんあるんでしょ? ゆっくり話せるねっ」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:47:50.88 ID:IBJuyZgs0
恵美「えっ……でも、そんなにお金使っちゃマズいんじゃない?」
P「経費で落ちるから気にしなくていいよ」
恵美「ケイヒ? うーん、大人が使う言葉は難しいね〜」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:48:52.36 ID:IBJuyZgs0
P「この子だよ。346プロの新田美波さん」
恵美「へぇー、綺麗な人だね!」
P「趣味の資格取得が高じてコラボに至ったんだってさ」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:49:49.85 ID:IBJuyZgs0
P「まったく……俺の女性の好みなんてどうでもいいじゃないか」
恵美「どうでもよくないんだけどな〜」
P「まあ、清楚なのはいいことだとは思うよ。正統派って感じで」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:50:46.22 ID:IBJuyZgs0
P「ところで、そろそろ聞きたいんだけど……」
恵美「ん? 何を?」
P「さっき恵美が相談したいって言ってたことだよ」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:51:50.23 ID:IBJuyZgs0
P「友達の話?」
恵美「……うん、実はね、友達が最近彼氏に振られちゃったんだ」
P「失恋か、辛いな」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:53:00.29 ID:IBJuyZgs0
P「とは言え、俺に相談されてもなあ」
恵美「プロデューサーは恋愛経験も人生経験も豊富そうだから、相談してみようと思ったんだけど……」
P「恋愛経験か……全く豊富じゃないんだけどね」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:53:49.28 ID:IBJuyZgs0
恵美「じゃあ、アタシにしてあげられることって何もないのかな……」
P「そんなことないよ。恵美は普段通りにその友達と一緒にいればいいんだ」
恵美「普段通りに?」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:54:58.41 ID:IBJuyZgs0
恵美「うーん、恋愛って難しいなあ…………あれっ?」
P「どうかしたか?」
恵美「ほら、あの子大丈夫かな? 迷子かもしれない」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:55:56.87 ID:IBJuyZgs0
数分後
恵美「あの子、お母さんのところに戻っていったよ」
P「母親が目を離した隙に遠くの席まで来ちゃってたのか」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:56:46.72 ID:IBJuyZgs0
P「それにしても、改めて思ったんだけどさ……」
恵美「ん?」
P「恵美って優しい子だよな」
以下略
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:57:43.97 ID:IBJuyZgs0
P「さっきは断られちゃったけど、もう一度考え直して欲しいんだ」
恵美「でもっ、アタシより他の子の方が……」
P「どうしても恵美に任せたい、って言ってもダメか?」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:58:50.88 ID:IBJuyZgs0
P「そうか! 頑張ろうな、恵美!」
恵美「で、でもっ、上手くできるか分かんないからね……?」
P「大丈夫、公演は絶対に成功するよ」
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◆c4YEJo22yk
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2016/12/05(月) 18:59:36.94 ID:IBJuyZgs0
恵美「アタシがリーダーで、みんなで一緒に公演……ふふっ」
P「もう不安じゃなくなったか?」
恵美「うん、大丈夫だよっ。今ね……胸のあたりが、温かいなって思ってた」
以下略
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