15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 21:45:13.96 ID:Hhhi1HzW0
花陽「ううっ……やああああああああっ!!」
何故そうしようと思ったのかは、わかりません。
しかし、その行動は間違っていませんでした。
まるでバターを切るかのようにあっさりと──
女の左腕は、線に沿って両断されたんです。
??「ぎゃあああああああああ!!」
痛みにのたうち回る女をどかして立ち上がり、私は茫然としました。
花陽「腕が……切り落とせた?」
いくら切れ味が良くても、ペーパーナイフで腕を切り落とすなんてできる訳がありません。
自分の手に握り締められたナイフを凝視します。
しかしいくら確かめたところで、腕を落とすほどの切れ味があるようには見えません。
女は人間とは思えないような雄叫びを上げながら、腕を切り落とされた痛みに呻いています。
??「くそっ!!腕がっ、腕が再生しないっ!!あなた、私の腕になにをしたのっ!!」
同情なんかいらない。
眼の前にいるのは、間違いなく人間じゃない。
それに──人殺しなんだ。
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